夜間練習走行をするENDLESS SPORTのGT-R

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2018年6月、日本で10年ぶりとなる24時間耐久レースを含める「ピレリ・スーパー耐久シリーズ2018」のプレシーズンテストが、18年3月3日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、3回の公式テストのほか、夜間走行練習が実施された。

【写真を見る】暗闇の中、コカ・コーラ・コーナーへと向かうマシン達

■ バラエティ豊かな60台以上が走るスーパー耐久シリーズ

スーパー耐久シリーズ2018は、18年3月31日(土)の鈴鹿サーキットを皮切りに全6戦行われる自動車レース。FIA-GT3と呼ばれるレーシングカーが参戦するST-Xクラスから、ホンダ・FITのようなコンパクトカーを改造したST-5クラスまでの全8クラス60台以上が参戦・混走する。

参戦チームも、自動車学校の学生が授業の一環としてメカニックを行う「KONDO RACING」(代表はタレントでもある近藤真彦氏)、大魔神の愛称で知られる佐々木主浩が総監督を務める「D’Station Racing」、そして女性ドライバーだけのチーム「LOVE DRIVE RACING with NATS」などバラエティ豊かなことから、近年人気が高まりつつある。

今年の注目は、タイヤプライヤーが横浜ゴムからピレリへと変更したこと。テスト走行後のドライバーに話を伺ったところ「横浜ゴムと比べて、縦方向のグリップが高まっているのでブレーキングに強い印象。いっぽう横方向は弱くコーナーでヨレる感じがする。タイヤの持ちはよいけれど、熱が入りづらいため、グリップを得るまでに時間がかかる」という感想を聞いた。

■ GT-Rが1分40秒の壁を破る!

この日の富士スピードウェイは小春日和の暖かさ。テストには40台のマシンが参加し、1時間ずつ3セッションが日中に、さらに午後7時から1時間30分に渡ってナイトセッションが行われた。

午前10時20分からの公式テスト1では、「#3 ENDLESS SPORTのNISSAN GT-R」がトップで1分40秒540をマークするなどGT-R勢が上位を独占。

13時からの公式テスト2では「#777 D’Station Racing」のポルシェ911が1分40秒702。コンマ15の差で、今年から参戦するアウディR8LMSが入り、輸入車勢が健闘した。

気温が下がり好条件となった15時からのセッションでは、「#99 GTNET MOTOR SPORTS」のGT-Rを駆る星野一樹が1分39秒755を叩き出しST-Xクラスのコースレコードを樹立。しかしその後「#24 KONDO RACINGのNISSAN GT-R nismo GT3」のステアリングを握る藤井誠暢が1分39秒365で逆転を果たした。

■ 耐久の醍醐味「夜間走行」が実現!

そして19時からは、富士スピードウェイとしては50年ぶりとなる24時間レース開催に向けた夜間練習走行が開始。

一部のコーナーに照明が設けられ路面を照らすものの、コースの殆どは暗闇。その中をマシンが走る姿は、ル・マン24時間やニュルブルクリンク24時間の世界そのものだ。

しかし、セッション開始1時間ほど経過した頃、300RコーナーでLOVE DRIVE RACINGの単独事故が発生し赤旗中断。

コースマーシャルがオイル処理をしたものの、開始後、ST-TCRクラスのマシンが同じ箇所でクラッシュして再度中断した。その後再開するものの、この区間は追い越し禁止となっていた。

オフシーズンということもあり色々と課題は出たものの、夜間走行に向けた準備が着々と進められていることがわかった今回のプレシーズンテスト。夜間走行練習は18年5月8日(火)にも行われ、6月2日(土)からのレース本番に備える。

スーパー耐久第3戦富士24時間レースでは、場内各所にキャンプ施設が設けられ、一晩中レース観戦ができるとのことだ。日本で10年ぶりとなる24時間レース、ぜひチェックして欲しい。(横浜ウォーカー・横浜ウォーカー編集部)