なでしこがデンマークに快勝した

写真拡大

[3.5 アルガルベ杯 日本女子2-0デンマーク女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は5日、アルガルベ杯の第3戦でデンマーク女子代表と対戦し、2-0で勝利した。

 グループリーグの戦いを2勝1敗で終えたなでしこ。オランダに続くグループ2位で7日の順位決定戦に向かうことになった。対戦相手は他グループの結果を踏まえて決まる。結果、なでしこはグループBを2位だったカナダと5位決定戦を戦うことが決定。キックオフは日本時間23時55分。

 1勝1敗のなでしこ。先発10人を変更して2-1で競り勝った2日のアイスランド戦から、再び先発メンバー9人を変更。大敗した初戦のオランダ戦を戦った多くの選手たちが、“リベンジマッチ”に臨んだ。

 序盤から攻め込んだなでしこだが、決定力を欠いた。前半15分にペナルティーアーク手前からMF中島依美がミドルを狙うが、GKの好セーブに遭う。同20分にはFW岩渕真奈がカットインからシュートを狙うが、右ポストに嫌われた。

 スコアレスで折り返した後半も前半同様になかなかスコアを動かすことが出来なかったが、後半37分にようやく先制点を奪うことに成功する。FW横山久美のシュートはGKに止められたが、相手のクリアミスに反応したMF長谷川唯が粘って押し込む。気持ちで押し込んだシュートがゴールネットを揺らす。

 さらに終了間際、後半アディショナルタイムには岩渕がエリア内で倒されてPKを獲得。これを岩渕自らが決めて、なでしこを2連勝に導いた。

 初戦のオランダ戦こそ大敗したなでしこだが、その後の立て直しに成功。第3戦では成長著しい、昨年のEURO準優勝国のデンマークを内容面でも圧倒して下した。

 高倉麻子監督は「0-0の時間が長かったので我慢でしたけど、選手たちがよく戦ってくれた。相手の足が止まってきたところでよく連続して動いていた」とイレブンの奮闘を称えた。

 またゴールをこじ開けた長谷川は「きれいな形ではないですけど、点が取れて良かった。誰が出ても同じサッカーができるように、チーム全員で頑張っていきたい」と笑顔で話した。


●アルガルベ杯2018特集ページ

●女子アジア杯2018特設ページ