現代重工業が建造したLNG船(同社提供)=(聯合ニュース)

写真拡大 (全2枚)

【ソウル聯合ニュース】韓国造船大手3社の現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋が今年に入り受注を増やしており、長きにわたる造船不況からの脱出に期待が高まっている。

 造船業界によると、現代重工業は先ごろ欧州の船主から液化天然ガス(LNG)船2隻を受注した。受注額は公表されていないが、市場はLNG船の平均価格を2億ドル(約211億円)程度と算出している。同社はこの受注のほか液化石油ガス(LPG)船2隻、大型オイルタンカー(VLCC)2隻、大型ガス運搬船(VLGC)2隻と、ここ1週間で計8隻(約8億ドル)の受注に成功した。1月には15隻(約10億ドル)を受注し、4年ぶりの最高実績を収めた。

 サムスン重工業も先ごろ18万立方メートル級のLNG船1隻(オプション1隻)を受注。今年の受注実績はすでにコンテナ船8隻、オイルタンカー2隻などを含め12隻、10億3000万ドル超となっている。

 大宇造船海洋も先週だけで8億ドル相当の船舶建造注文を受けた。年初からの受注実績はLNG船4隻、VLCC5隻、特殊船1隻など計10隻、約12億ドルで、これは昨年通年の受注額(30億ドル)の4割に相当する。

 造船業界は市況の回復に合わせ、付加価値の高いLNG船などのガス運搬船に営業力を集中させている。ガス運搬船は米国や中国の政策に伴うLNGやLPGの輸送量増加で堅調な需要の伸びが予想されている。