雪岳山の自然を描いたキム氏の作品(チョヒョン画廊提供)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国北東部の景勝地・雪岳山を描いた作品で知られる画家、キム・チョンハクの個展が、東京の小山登美夫ギャラリーで開かれている。31日まで。

 今回の個展には冬を形象化した未発表作品が展示されており、寒さに耐えて粘り強く伸びた枝と絡み合った木々、明るい色の花々が引き立つ力強い筆使いからは、キム氏ならではの生命力が感じられる。

 今年81歳になるキム氏の個展が日本で開かれるのは、1974年以来44年ぶり。

 小山登美夫ギャラリーの小山代表は、2年前に韓国で開かれたアートフェアで作品に触れたことをきっかけにキム氏に関心を持ち、日本での個展が実現した。

 キム氏が所属する釜山の画廊は、今回の個展を「独創的な画風で韓国の現代美術をリードしてきた作家の感性とキャリアを披露する場になる」と説明した。

 1937年に北朝鮮・新義州で生まれたキム氏は、ソウルで画家として活動するうちに絵画制作への意欲を失い、雪岳山に拠点を移した。

 具象絵画に没頭したキム氏は「雪岳山の画家」と呼ばれる一方、キャンバスを埋める原色の花々から「花の作家」としても知られている。

 今年6月には、フランス・パリのギメ東洋美術館で大規模な展示会が予定されている。