トヨタは2日、自動運転技術の先行開発分野での技術開発を促進していく目的で新会社「Toyota Research Institute Advanced Development(TRI-AD)」を3月下旬までに東京に設立することを発表した。

 TRI-ADにはアイシン、デンソーが出資し、共同開発を行う。それに加えて、3社で3,000億円以上の開発投資を実施する。TRI-ADのCEOにはグーグルでロボティクス部門長を務めた経歴を持つ、Toyota Research Institude(TRI)のCTO、ジェームス・カフナー氏が就任する。

 TRI-ADは最初は300名規模で発足する。発足後は新規採用に加えて、トヨタやTRI、アイシン、デンソーのメンバーも含め1000名規模の体制にすることを目標にしているとのこと。

 具体的な事業内容は研究から開発まで一気通貫のソフトウェア開発の実現、データハンドリング技術の強化、TRIとの連携を強めた研究結果を先行開発を行い製品へと効率よく繋ぐ研究、トップの人材を採用し開発力を強化すると同時に知能化人材の育成などを行う。

 現在の自動車業界は目まぐるしく変化しており、自動運転は特に判断性能の向上や自動運転専用の地図の生成など新しい技術の開発に取り組んでいかなければならない。この環境変化に対応するため、トヨタは2016年にTRIをアメリカに設立。そして競争力を高めるためにTRI-ADを今回設立した。

 TRI-ADのCEOを務めるジェームス・カフナー氏は、新会社につて、「世界トップクラスの人材を新たに採用することも含め、トヨタグループの技術力を強化することで、より効率的に、そして今までにない方法でソフトウェア開発を加速させていく」と述べている。