2月28日、日テレNEWS24が「”スマホ認知症”20代の物忘れ外来患者も」という記事を掲載。脳神経外科医が、「物忘れ外来を訪れる患者の若年化が進んでいる」と語ったうえで、現代人はスマホの登場により”情報入手”だけが多い状態になっていると説明。そのため脳は情報で”オーバーフロー”した過労状態になり、うつ病や認知症と同じ症状が引き起こされると主張しているのだ。

この記事について医療ジャーナリストの市川衛氏は「エビデンスのない内容を断定的に伝えているばかりか、認知症とうつ病を混同しているひどい記事です」とツイート。さらに、ひとつのクリニックで偶然起こっている現象である可能性や、これらの症状の原因がスマホであるかは不明である点も指摘していた。

その他にも、

“こういうのってエビデンス皆無で話進んで話題になることが多いから気を付けた方がいい”
“スマホ使用して認知症になる仕組みが全く理解できません!!!!!依存症ってことか?依存症と認知症は全然違うぞ!?”
“うーん、この先生のクリニックで受診する若い患者が増えているのは確かだとしても、病態の説明はひどい、、睡眠覚醒リズム障害で低覚醒になったとか病的嗜癖で他の事に関心が無くなったとか、検証すべきことがいろいろあるかと”

など、根拠が示されないまま、断定的な表現をおこなった報道に批判が集まっている。さらに、

“スマホが普及する前でも本の読み過ぎとかテレビの見過ぎとかで同じような話がないとおかしくない?”
“スマホ認知症とか言うけれど、新しい文化が出てくる度に言われ続けてきた。
マンガを読むとバカになる。
テレビを観るとバカになる。
スマホをやるとバカになる”

と、過去にテレビやマンガ、ゲームが批判された歴史にスマホが加わったという指摘や

“テレビ業界は根拠不明のスマホ認知症とか言う言葉を作ったけど、スマホ業界が躍進すればするほど、テレビ離れが進むからスマホ業界が怖いのだろうな”
“スマホやネットを悪者にしても
若者を今更テレビや新聞に
誘導することは
不可能だと思いますよw”

と、テレビ局がスマホを敵視するあまり、このような表現してしまったのではないかと勘ぐる見方も。

2016年末にはDeNAの健康情報サイト「WELQ」が閉鎖されるなど、健康情報に関するデマに対する風当たりが強い昨今。テレビ局は特に影響力が大きいのだから、話題性よりも正確性を重視してもらいたい。

(飛鳥 進)

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“スマホ認知症”20代の物忘れ外来患者も
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