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 出る杭は打たれるとはよく言われるが、圧倒的な成果をあげる自治体職員の多くは組織の中で叩かれている。活躍する自治体職員がメディアに露出することは以前よりも増えたが、彼らの出る杭としての苦悩は世間であまり知られていない。

 課題先進国といわれる日本。高齢・過疎化など、多くの課題に現場で対応するのは全国各地の地方自治体であり、その職員である。医療、社会福祉、生活インフラ、教育など、彼らが果たす役割は非常に大きい。しかし、その財源は厳しくなる一方で、人員削減などのコストカットは継続的に進む。地方自治体は限られた人数で、より一層成果を高めることが求められてきている。

 近年、民間企業では個人の意欲を高め、創造性や独創性を発揮させることで業績を伸ばす工夫を積極的に行っている。

 しかし、地方自治体ではいまだに「出る杭は打たれる」と言われ、組織が個人の能力や意欲を生かす例は少ない。地方自治体の組織風土が、有能な若手・中堅職員の活躍を阻んでいる、といった話を取材しながら聞くことは、一度や二度ではない。

「俺の立場はどうなる」「後任に引き継げる仕事にしろ」「本業に集中しろ」

 地方自治体の組織風土を象徴する言葉が3つある。「お前が頑張ったら、俺の立場はどうなる」「後任に引き継げる仕事にしろ」「本業に集中しろ」、というものだ。これらは、部下の能力発揮を著しく阻む。

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