埼玉・所沢駅に新たなランドマーク

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 西武ホールディングス(HD)と住友商事は2日、西武池袋線所沢駅(埼玉県所沢市)に商業施設「グランエミオ所沢」を開業した。所沢駅には、早朝から多くの人が並び、開店を待つ姿が見られ、開店と同時に店内は人で溢れかえった。

 グランエミオ所沢は、所沢駅東口の5階建て駅ビル内に、食品や衣料品、飲食店など、77店舗が入る。今回、商業施設部分の開発と運営を住友商事が、子会社の住商アーバン開発を通じて手がけた。77店舗のうち、33店舗は西武沿線では初出店のテナントとなり、西武池袋線、西武新宿線の二大路線が乗り入れる所沢の商業施設として、沿線の中での差別化を図っている。

 オープニングセレモニーであいさつに立った西武HDの後藤高志社長は、「通過する街から、働きたい、住みたい、訪れたい街へ、そして、選ばれる沿線へがトータルコンセプト」と述べ、所沢をテコに沿線全体のバリューアップを目指す姿勢を改めて強調した。こうしたコンセプトの下、グランエミオ所沢には商業店舗のほか、パスポートセンターなどの公共サービス機関も入り、多機能であることも特徴だ。

 住商アーバン開発では、人気のセレクトショップ「ビームス」のコンセプトストア「B:MING LIFE STORE by BEAMS」や同じく人気セレクトショップの「URBAN RESEARCH DOORS」などを誘致。都心とは違う、地域の親近感も大事にしながら、所沢を中心とした周辺エリアのファッションシーンをけん引するテナントを意識して、開発を行った。

 また、グランエミオ所沢には、所沢のランドマークとなる、コミュニティ型商業施設として、市民サービスコーナーや学習塾のほか、地元のプロ野球球団「埼玉西武ライオンズ」のオフィシャルストアが入る。施設内の子供用トイレの一部は、埼玉西武ライオンズとコラボレートしたデザインで、取っ手がバットになっているなど、グループで球団をもっている西武ならではの遊び心があるもの特徴だ。、

 西武HDでは、今後、グランエミオ所沢を拡張する計画で、第二期は約40店舗の商業施設を2020年夏に開業する。また、西口側についても2020年代半ばに、広域集客型の商業施設を核とした大規模開発を進める。後藤社長は「所沢は二大本線が通る結節点であり、重要なエリア。所沢の発展をスピード感をもって行う」と今後のさらなる開発にも、意欲を示した。