過去には試合中に言い争い…ソン・フンミンがラメラとの“不仲説”を一蹴。PKゴール無効の珍事も

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【ニュース提供=スポーツ・ソウル】トッテナムのソン・フンミンが、沈黙を破った。FA杯の舞台で、46日ぶりに得点を決めた。

ソン・フンミンは3月1日(日本時間)、英国・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたロッチデール(3部)とのFA杯5回戦再試合にスタメン出場し、2ゴール1アシストのワンマンショーを披露。6-1の大勝に貢献した。3月17日に、キ・ソンヨンが所属するスウォンジーシティと準々決勝で戦う。

均衡状態が続いていた前半23分、ソン・フンミンはエリク・ラメラがペナルティーアーク左側に出したパスを受け、相手ディフェンスを交わすと、右足で先制ゴールを決めた。

チームが4-1でリードした後半20分にも、ラメラが左から低めに渡したボールを、ゴール前で右足で軽く押し込んだ。

今季12、13点目。ソン・フンミンは後半14分には、右サイドから正確なクロスを放り込んで、フェルナンド・ジョレンテのヘディングゴールをアシストし、今季9つ目となるアシストも記録した。

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過去には言い争いも…“不仲説”を一蹴

ソン・フンミンは、ゴール数よりも、さらに重要なものを得た。

ソン・フンミンは1月14日のエバートン戦で今季10点目のゴールを決めた後、プレミアリーグ5試合、UEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16の第1戦、FA杯3試合など、9試合をプレーしたが、1点も入れられなかった。FA杯2試合での2アシストにとどまっていた。

2月14日に行われたユベントス(イタリア)とのUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16の第1回戦、同25日のクリスタル・パレスとのプレミアリーグ第28節では、連続で後半に交代出場。レギュラー争いでも、押し出されているように見えた。

この間、エリク・ラメラが主力として浮上し、国内ファンの間では、マウリシオ・ポチェティーノ監督が、自らと同じアルゼンチン出身の選手を偏愛しているのではないかという声も挙がった。

ソン・フンミンは2015年の夏にトッテナムに入団後、地道にラメラと争ってきた。

かつては試合中に、互いにPKのキッカーを譲らす、試合中に言い合いになったこともあった。ラメラが怪我などで低迷すると、ソン・フンミンは昨季21ゴールを決めるなど、チームの中心選手に躍り出た。

最近になってポチェティーノ監督は、シーズン終盤の各大会を控え、試合感覚を引き上げるためにラメラをスタメン起用する回数を増やしたが、下部リーグのチームと戦ったFA杯では、1ゴールを入れたものの期待に応えられていない。

ソン・フンミンはこの日、自らをアピールするかのように2ゴールを決め、確実に優位に立った。

しかも、この日の試合は、ラメラとの不仲説を一蹴するきっかけにもなった。この日、ラメラは欲を出さず、チャンスで場面で2度、ソン・フンミンのゴールを助ける“アシスタント”の役割を忠実に果たした。

韓国代表シン・テヨン監督もにっこり

ソン・フンミンはこの日、珍しい経験もした。

前半28分にPKで得点したが、無効の判定を受けたのだ。

シュートの直前に足を止めたという理由だった。主審がビデオ判定(VAR)まで使用して確認したが、ジャッジは覆されなかった。

規定上、PKではキッカーが停止動作をしてはならない。ハットトリックは惜しくも達成されなかった。

一方、ザルツブルク(オーストラア)のファン・ヒチャンも、クラーゲンフルトとの試合で、前半に今季第10、11号ゴールを決めた。昨年11月27日のラピッド・ウィーン戦以来、3ヵ月ぶりの得点だ。

ソン・フンミンとファン・ヒチャンは、3月24日に北アイルランド、同28日にポーランドと対戦する韓国代表に合流する見通し。3月1日の独立記念日に同時にゴールを決め、韓国代表のシン・テヨン監督を微笑ませた。

キム・ハクボム監督が新監督に選ばれたU-23代表にとっても朗報だ。

今年8月にジャカルタとパレンバンで開催されるアジア大会を目指すキム監督は、就任するやいなや、ソン・フンミンをオーバーエイジ枠で招集する意思を明かした。満22歳のファン・ヒチャンは、23歳以下に該当する。

(構成=李 仁守)