(写真=聨合ニュース記事キャプチャー)舞台演出家イ・ユンテクのニュースを伝える韓国メディア

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セクハラ・性的暴力被害を告発する「Me Too運動」が激化している韓国。現在、加害者として名前が挙がった芸能人・著名人は約15人にも及び、韓国メディアは連日のようにMe Too運動を取り上げている。

一体、彼らはなぜ告発されたのか。

韓国を代表する詩人で、ノーベル文学賞の候補としても取り上げられるコ・ウン(高銀)は、女性詩人チェ・ヨンミが発表した『怪物』という詩がきっかけでセクハラ疑惑をかけられた。

(参考記事:韓国文学界版「Me Too運動」の始まりか。ノーベル賞候補にも挙がる詩人に“セクハラ疑惑”

また、居酒屋で同席していた女子大学院生や出版社の社員を触ったり、ズボンを脱いで自慰行為したという告発も相次いでいる。これに対し、本人は一切コメントをしていない状況だ。

記者会見の前に「哀れに見える表情を練習」

“美少女専門フォトグラファー”で有名なRottaも、セクハラ疑惑が上がっている。

5年前に彼と一緒に撮影を行ったことがあるというモデル(当時)Aさんは、2月28日付の『MBCニュース』にて「撮影の際、(Rottaの)指をくわえるよう指示された。拒んで現場を逃げ出したら、Rottaから『君が可愛すぎて我慢できなかった』とのメールが届いた」と、告発したのだ。

また、肩から上しか撮らないという当初の約束とは違って全身を撮られた上に、削除要求も断られたという。これに対しRottaは、「撮影中にモデルの同意を得たので、当時はなんの問題提起もなかった」と主張している。

舞台演出家のイ・ユンテクは、女性劇団員らを頻繁に強姦したという疑惑をかけられ、2月19日に謝罪会見を行った。

しかし、「謝罪が誠意に欠ける」との非難が上がったあげく、「記者会見のリハーサルを行い、哀れに見える表情を練習していた」ことが内部告発によって明らかに。結局、イ氏に被害を受けたと主張する16人の女性は2月28日、彼を集団告訴した。

“名脇役”として人気の俳優オ・ダルスも崖っぷちに立たされた。

舞台女優オム・ジヨンが、「25年前にオ氏に性的暴力を受けた」と告発したのだ。それから数日間口をつぐんでいた彼は、2月28日に謝罪文を掲載し、疑惑を認めた。彼が出演する映画やドラマは、代役探しに頭を悩ませている。

女子大生に手を出した俳優たち

俳優兼教授のキム・テフンも、20年前に女子大生を強姦したとの疑惑が持ち上がった。

匿名の告発者によると「モーテルでキム教授にレイプされてから、持続的に関係を求められ、まるで性奴隷のような扱いを受けた。酷いうつ病と不安障害を患い、3年間何度か自殺を試みた」という。

これに対し、キム氏は「強姦というのは事実ではない。当時、その女性と僕は男女の仲だった。しかし、僕は既婚者だったので、(不倫したことは)非難されて当然だ」と主張。双方の意見が食い違っている状況だ。

俳優チョ・ミンギは、彼が教授を務めていた大学の女子大生をセクハラしたことで教授職を免職となったことが報じられたが、強く否定し続けていた。

ただ、舞台女優ソン・ハヌルをはじめ、男子大生らも告発に加わって謝罪。その後も、彼が女性に送ったとされるセクハラメールや、身体部位を撮影した写真などが公開され、世間を騒がせている。

現在、ドラマ『クロス』に出演中の俳優チョ・ジェヒョンも、セクハラ疑惑によってドラマを降板することとなった。

大学教授も務めていた彼は、相談に訪ねてきた女子大生に強姦を試みたという。また、2014年には撮影現場で働いていた20歳の女性スタッフに無理やりキスをしたとの告発も。

彼は2月24日、謝罪文で「僕は罪人だ。全てを手放す」と明かし、事実上の引退を宣言した。

(文=S-KOREA編集部)