株式会社カスペルスキーは、恋人やパートナー間でのアカウントやデバイスのプライバシー保護・共有に関するアンケート結果を公開した。6カ月以上交際するパートナーを持つ、18歳以上の1万8000人(世界18カ国)を対象にインターネット調査を実施したもの。

 「カップル/夫婦のそれぞれが自分だけのプライベートスペースをオンラインでもオフラインでも持つべきだと思う」という回答は全体で80%、日本で73%に上った。一方、「パートナーとの関係は自身のプライバシー以上に大切だと思っている」という回答は全体で70%、日本で56%だった。

 全体の半数は「自分のアカウントのパスワードを教えている」が、日本では18%にとどまり、「パートナーのデバイスに自分の指紋を登録している」ケースは全体で25%、日本で16%だった。

パートナー間での認証情報の共有

 パートナーとの個人的なメッセージや写真、動画などを「パートナーのデバイス上」に保存しているのは全体で26%に上り、7%が「過去のパートナーからの個人的なメッセージ」を現在の「パートナーと共有しているアカウント/デバイス上」に保存していると回答している。

個人情報の保管場所

 アカウントやデバイスをパートナーと共有する一方で、「パートナーに知ってほしくないこと」があると61%が回答。パートナーから隠したいものとして多く挙げられたのは、「他人に送ったメッセージの内容」(24%)、「自分の支出額」(23%)、「自分の支出内訳」(23%)、自分の個人的なファイル(22%)、ウェブサイトの閲覧履歴」(22%)。

パートナーに知られたくないこと

 また、全体の33%が「どちらかが、相手が共有したくないと思うものを見た」ために口論になったことがあると回答。主に「メッセージ」(33%)、「ウェブ上のアクティビティ」(31%)、「文書、写真、その他ファイル」(29%)などを誤って、または故意に見たケースがあるとしている。

 破局後の行動では、12%が交際相手と別れた後で「復讐として相手の個人情報を公開した、または公開したいと思った」(女性7%、男性17%)と回答。また、回答者の31%はSNSを通して相手を監視しており、21%が「自身がアクセスできる相手のアカウントで相手を見張った」(女性33%、男性28%)という。

 一方、元交際相手のお金をオンラインで使ったり(女性6%、男性15%)、破局後に相手のデバイスにダメージを与えて(女性9%、男性16%)元交際相手がプライベートなデジタルライフを再構築できないようにするという回答もあった。

 プライバシーの欠如は破局後に不安をもたらすとして、カスペルスキーでは人間関係にかかわらず、プライバシーの境界線を明確にするように注意を促している。