多くの人に「誰かの助けがなければ生きていけない」期間がある

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大学受験・公務員試験の小論文受験者必読。元NHKアナウンサーの超人気講師、新刊『落とされない小論文』の著者今道琢也氏が、小論文試験の頻出テーマを徹底解説。試験にそのまま使える「箇条書き」形式で端的にまとめます。(構成:今野良介)

「超高齢社会」は、公務員試験、経済・社会・医療福祉系の大学で出題頻度が高く、病院採用試験の受験者も必ず押さえておくべきテーマです。実用的な知識を頭に叩き込んでおきましょう。

「超高齢社会」の背景と現状

・高齢者人口は2016年時点で3459万人で、総人口の27.3%を占める。高齢化は今後も進展し、2065年には38.4%になると推計(中位推計)されている(『平成29年版高齢社会白書』内閣府)

・高齢化の背景には、寿命が延びる一方で少子化が進んでいることがある。平均寿命は、2015年のデータで男80.75歳:女86.99歳(『平成29年版高齢社会白書』内閣府)。

・日常生活に制限のない期間とされる「健康寿命」は、男性71.19歳、女性74.21歳で、平均寿命との間に大きな開きがある(2013年)(『健康日本21(第二次)分析評価事業』厚生労働省)

考えられる「超高齢社会」の影響

・医療費、介護費、年金費用等が膨張し、財政を圧迫する
・老人ホーム・介護施設の不足、働く人材の不足
・地方では、若い世代の都市部への流出と相まって、集落や地域の維持が困難になる
・移動手段を持たない高齢者が増え、買い物や通院など日常生活に困難を抱える人が増える
・一人暮らしの高齢者が増え、孤独死などが懸念される

今後の課題と対策の例

・医療費、介護費等の伸びを抑える
・ジェネリック医薬品の普及、予防医療の推進、食生活の改善や運動の勧奨などにより、病院や介護を必要としない生活を目指す
・介護分野の人材を確保する
・介護報酬の額や配分の仕組みを見直す
・医療施設、商業施設、住居などを町の中心部に集約する「コンパクトシティ構想」を進める
・コミュニティバス、オンデマンドバスなどの運行により、高齢者のための交通手段を確保する
・公共施設、駅などのバリアフリー化を推進する
・働く意欲のある高齢者の就業を支援し、高齢者が活躍できる社会を目指す
・ボランティア、自治会などと連携した高齢者世帯の見守り活動

上図から読み取れること

・総人口に占める高齢者の割合は一貫して上昇し続け、21世紀後半には人口の4割近くが高齢者になると予測されている
・総人口に占める年少人口、生産年齢人口の割合は下落が続き、21世紀後半に年少人口は10%割れ寸前となり、生産年齢人口は50%強まで減少する

【参考記事】
合格する小論文は「この7ステップ」で書ける!
全試験共通の王道プロセス

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