3月とはいえ、まだまだ肌寒い日が続く。そんなタイミングでの浅草デートなら、温かいお鍋はいかがだろう。ましてや、たくさん歩くこの街なら尚更。

浅草名物の鍋といえば、マグロを使った「ねぎま鍋」一択。甘辛なしょう油の風味と、マグロとネギ。その相性は絶妙で、一度食べたらハマる人も続出!

しかも、この店一風変わった仮想通貨制度もあるとかで、ふたりで楽しめること請け合い!




上ねぎま鍋、60文。年季の入った木札は、この店の仮想通貨だ
『浅草一文 本店』

爐佑ま〞とは焼鳥のそれではなく、葱と鮪のことを指す。

江戸時代に脂が多く保存に不向きなため捨てられていたトロを、どうにか食べられないかと江戸庶民が考えた。



本館と別館があるが、いずれもどこか懐かしい雰囲気が漂う


『浅草一文』の店内に入ると、古い骨董や水車があり昭和レトロな雰囲気。



駄菓子屋に売っていた懐かしいおもちゃが見つかる


入口では懐かしいおもちゃも売っていて、それで遊ぶ彼女のお茶目な一面に笑ったり。

お金を木札に両替して、料理が来たらその木札で支払うキャッシュオンスタイルも遊び心があって面白い。

店内の通貨は「文」(1文=¥100)と言われていて、余った木札は帳場で換金してくれる。さながらこの店だけの仮想通貨だ。



マグロの食感が素晴らしい「上江戸ねぎま鍋」(二人前)60文=¥6,000


甘辛な割下にくぐらせたカマトロは、驚くほどふわふわの食感。千寿ねぎや江戸野菜もたっぷり。割り下は鮪と喧嘩しないように、鰹は使わず昆布や椎茸などの出汁が中心。

カマトロの筋は熱を与えるとゼラチン質になり、ふんわり柔らかい食感に。まさに、鍋にもってこいの部位なのだ。

この懐かしい空間で、味わう鮪の美味しさを堪能したい。



割り下にカマトロをくぐらせ、1分ほど置いたら食べ頃



築65年の一軒家の旅館を改築したノスタルジックな佇まい



日本酒との相性もいい「鮪の江戸味噌麹焼き」

岩塩に驚く人も多いという「キャベツと江戸野菜他 江戸味噌・岩塩添え」6文=¥600