【ソウル聯合ニュース】平昌冬季五輪の閉会式に出席するため先月25〜27日に来韓した北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長ら高官代表団が韓国政府と接触した際、韓米合同軍事演習に否定的な立場を示していたことが1日、分かった。前日に与党が開いた外交安保統一関連の非公開会合の出席者が、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官の話として伝えた。

 同会合には趙氏と林聖男(イム・ソンナム)外交部第1次官が出席し、北朝鮮高官代表団との接触結果を説明した。この関係者によると、韓米合同軍事演習に関し北朝鮮側の懸念はないかと質問された趙氏は、「(接触時に)北側は韓米軍事演習に関し従来の基本的な立場を示した」と答えた。

 北朝鮮はこれまで韓米軍事演習に反対してきた。趙氏らとの接触でもこうした立場を改めて示したようだ。韓米は平昌五輪・パラリンピック以降に定例の合同軍事演習を行うと見込まれている。

 また、趙氏は与党の会合で、米朝対話に変数が多いことに言及したとされる。ある出席者は「米国の立場も明確に整理されていない上、北も非核化だけを取り上げるなら対話しないという姿勢のようだ。だが、対話をすれば非核化に触れることもあるのではないだろうか」と述べた。趙氏はこうした状況を踏まえ、今すぐ対話に乗り出すのは容易でないとの見方を示したという。

 この趙氏の発言に対し出席者からは、「いずれにしろ米朝対話を早く行うべきだ」などの発言があったと伝えられた。