新しい券売機の画面イメージ。 (画像:東京地下鉄発表資料より)

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 昨今の日本でその重要性が叫ばれつつある、インバウンド。いわゆる外国人の訪日旅行であるが、日本に不慣れな人々に対して様々な「日本での過ごしやすさ」のアプローチが必要である。問題となっているものの一つに「(特に首都圏での)鉄道の乗り方の分かりにくさ」というものがあるわけだが、このたび東京メトロは、外国人旅行者向けを想定した、「誰でも分かりやすく利用できる直感的な操作が可能な旅行者向け券売機」を導入すると発表した。

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 まずは2018年3月27日、銀座線上野駅に実装される。引き続き、外国人旅行者の多い浅草駅などから、69の駅に順次導入していく予定であるという。

 ちなみにインバウンドにおける最大の障壁は「言葉の壁」なのであるが、それについてはここでは触れない。いずれにせよ、東京圏の鉄道、それも地下鉄の分かりにくさは、日本は遺憾ながら世界屈指である。

 たとえば都営地下鉄と東京メトロが(さまざまの歴史的事情があるとはいえ)別々に存在しているという事実だけで外国人にとっては(日本人にとってもそうではあるが)困惑の極みである。合併議論なども出てはいるが、このところ続報は聞かないし、いずれにせよそうすぐに話が進むことはないであろう。

 さて、今回導入される券売機であるが、まず上野駅、浅草駅、銀座駅のそれは画面が従来のものよりも大きい。32インチの大型ディスプレイ採用である。何を想定しているかというと家族やグループで同時に画面を覗き込む状況を想定している。なお、ほかの駅では21.5インチディスプレイが採用される予定のところもある。

 対応する言語は日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、フランス語、スペイン語、タイ語である。

 切符の買い方も、路線図から探す、観光スポットから探す、駅名から探す、ナンバリング(東京メトロの駅は全てが駅ナンバーを持っている)から探す、などが可能となる。