昭和の情緒が色濃く残る街・浅草。今もなお変わらずその味が引き継がれている、喫茶店の名物を紹介。

音楽界きってのグルメ通、小宮山雄飛さんも足繁く通うという、人情味ある2店をご紹介しよう!



元祖ロースカツサンド¥1,000

かぶりつきたい二枚重ねのカツが主役
『銀座ブラジル』の元祖ロースカツサンド

一件目にご紹介するのは、新仲見世商店街の一角にある小さな喫茶店。

「浅草なのに『銀座ブラジル』、しかもシカゴというお店の2階という、ユニークかつ昔ながらの古き良き喫茶店があります」雄飛さんから紹介された。

店名の由来は昭和初期創業で今は無き本店が、銀座にあったからだという。



丁寧な手さばきを見られる席も

名物のロースカツサンドは、揚げたてのカツが二枚重ねにされていて、ボリュームのある見た目から大満足。

特製ソースと相まってキャベツやパンにしっとりと馴染み、絶妙な一体感を生んでいる。

「重厚な大型オーブンでカリッとトーストしてあるのも、ケチャップ多めで甘い味付けも、昔懐かくてタイプです。僕は、必ず食べる用とお土産用の2つをオーダー!

冷めても美味しいので、楽屋への差し入れやお土産にすると必ず喜ばれます。」



元祖フライチキンバスケット¥1,000、ブレンド珈琲¥350

サクサクのフライチキンは片手で食べられる。自家製ピクルスも美味。

創業者の義娘が店を継ぎ、現在3代目として真心込めて店を守る。朝には、開店前から待ちきれない常連たちが、店を覗く。思い思いに皆が時間を過ごす、後世にも残していきたい喫茶店だ。



昭和初期の銀座本店の写真。レトロなマッチなどは今も残る



レトロな店内には往年の映画スターの写真が


お次は、必ずまた食べたくなるレトロ喫茶のカレー!



カレーライス(大盛)¥680

一口でほっとする家庭的欧風カレー
『ピーター』のカレーライス(大盛)

合羽橋に近い西浅草にある喫茶店『ピーター』で是非頼むべき一品は、この懐かしい味わいの欧風カレー。

昭和41年に開業し、当時の風情をそのままに残す貴重な店で、昭和の時代感たっぷりのレトロな雰囲気だ。寄席や舞台の多い浅草らしく、常連さんには芸者や劇団員も多いとう。



たっぷり8品盛りの冬限定メニュー。おでん¥530

雄飛さんお目当てのカレーは、家庭的な欧風をベースに、ビターなコクが感じられる一品。食べ進めるうちに、きちんと辛さが立ってきて、スパイシー好きも満足できる味わいだ。

この店で出すおでんにも使われている、昆布とかつおの出汁が、絶妙な隠し味となっている。



1937年創業、宮内庁御用達・珠屋小林商店の最高級豆を使用した、オリジナルブレンド。コーヒー¥400(13時まで¥360、カレーセットもある)

「浅草の喫茶店って、酒場以上に土地の人が集まるし、タバコが吸えたり、名物のご馳走があったり、独特の喫茶文化が残っているから面白い」

下町情緒あふれる居心地の良さと、出汁の旨みたっぷりカレーに、つい長居をしてしまう店だ。



ノスタルジックな雰囲気が漂う



店主の左東さんが店を継承して50年以上に!