2018年2月27日夜、平昌五輪で銅メダルを獲得して故郷の北海道北見市常呂町(ところちょう)に凱旋したカーリング女子日本代表選手たちは、町内で開催された報告会で集まった地元の人々を前に挨拶をした。

その模様は、テレビ朝日系列の報道番組『報道ステーション』で放送され、多くの視聴者が注目した。ツイッターには同日夜、次のようなツイートが投稿され、話題となっている。

カーリング女子日本代表各選手の涙ながらの挨拶は、それぞれ心を打つ内容で、感動的だったが、なかでも吉田知那美さんのスピーチが素晴らしいという声が、続々とツイッターに寄せられている。

「この町、何もないよね。小さい頃はここにいたら夢は叶わないんじゃないかと思ってました。でも今は、この町じゃなきゃ夢は叶わなかったと思います」という言葉が、心に響いたのだ。

「こういう地域貢献の形があるんだなと勇気を貰いました」


北見市常呂町の「アドヴィックス常呂カーリングホール」(Yauchiさん撮影、Wikimedia Commonsより)

ツイッターに届いている反応を見てみよう。

「泣ける」「ニュースで久々に感動しちゃったな」などという感想だ。道産子だけでなく、全国から共感のツイートが続々と......。

「ほんとの田舎の中の田舎だと思いますが、そんな所からでも夢は叶うっていい言葉だわー」「常呂町の人口調べたら5千人弱だった。うちの実家の町と似たような感じかなぁ?小さな町に大きな大きな夢をもたらしたねー!」という声も......。地方在住の人にはひときわグッとくるニュースだったようだ。

北見市の常呂町は、オホーツク海に面し、サロマ湖に隣接する場所で、北見市の北部に位置する。元々は単独の「常呂町」だったが、2006年に北見市と合併した。人口は約5000人。主な産業は漁業で、ホタテ漁が盛んである。カーリングの町として知られ、オリンピック選手を多数輩出している。今回の平昌五輪に出場したLS北見の5選手のうち、藤澤五月選手以外の4選手は常呂町出身だ。

「夢を追うっていいね 」「こういう余韻を残すところもオリンピックの良さかもしれない」「地方にとどまり心豊かに暮らしている人にしかない美しさがあります」という感想が全国各地から届いている。

「住民4千人の町で、中学生以上のカーリングチームが40チーム5部まであるのか」「国内のそれも地方にいても世界レベルに行けるのが理想」「こういう地域貢献の形があるんだなと勇気を貰いました」などなど、これこそ「地方創生」だという意見も多かった。

たしかに常呂町の人々はすっかり活気づいているようだ。