ログハウスのような外観「Bang Bang」

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外国人観光客であふれている冬のニセコ。実はいま、居酒屋が外国人観光客に人気のグルメスポットなんです。壁に貼られた英語表記のメニューなど、すっかり国際化している居酒屋「Bang Bang」に行ってきました。

日本ではよくある炭火焼コンロがある居酒屋だが……。

■ 英語表記が当たり前の商品メニュー

店に行ってみると、平日19時くらいなのにもう満席! しかも、店員さんが英語で「予約していないと入れません」と、断わるほど。店内には炭火コンロで食材を焼く様子が見えるカウンター席もありました。

よくある日本の居酒屋の雰囲気ですが、メニューを広げると違和感が……。

ほとんどの商品が写真と英語で書かれています。日本語と英語を併記することで、さまざまな国の人も大体の商品の想像がつき、注文ミスが少なくなるようです。

また、壁には北海道の味覚を中心とした和食メニューがぎっしり。こちらもすべて英語で表記されています。壁に貼られたメニューは基本的には旬のもので、メニューの価格は店員に尋ねる形です。

■ 外国人観光客も「YAKITORI」が好き

日本の居酒屋では定番メニューの焼き鳥。海外ではフライドチキンを好んで食べる国が多いからか、鶏肉好きが多いそう。そのため、日本の食文化である「焼鳥」も大好きな人が多いんだとか。味は塩で食べる人が多いです。

また、刺身も人気です。この店ではなるべく北海道産を使っていて、北海道のならではの海産物として、冬の北海道を代表する魚「ハッカク」、カキの名産地・厚岸(あっけし)町産カキの「カキえもん」、そのほか毛ガニも人気。また「帆立焼き」も粒が大きいと喜ばれています。

高級リゾート地という側面からか、和牛やあわびなどの高級商品もよく注文されるんだとか。他にもお酒は、日本酒や地元の羊蹄山麓の焼酎などが人気だそうです。

■ 「IZAKAYA」は万国共通レストラン

居酒屋に来ている海外観光客の出身国を聞くともっとも多いのがオーストラリア。そのほか台湾、シンガポールなどアジア、欧米と世界各国から訪れているということがわかります。

ここニセコの「IZAKAYA」では世界中の人が楽しんでいるようでした。もしどこかで海外の人と出会い、コミュニケーションに困ったならば、「I Love IZAKAYA.」と言えば、「Me too!」と仲良くなれるかも知れませんね。

Bang Bang ■住所:倶知安町字山田188-24 ■電話:0136・22・4292 ■時間:17:30〜23:00(LO 22:30) ■休み:不定(北海道ウォーカー・半田拓馬)