山中慎介は無事パスするも…【写真:Getty Images】

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山中の再戦相手ネリが2度目の失態「かなりの重量超過」「彼の意欲に汚点残す」

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトル戦で、挑戦者の前王者・山中慎介(帝拳)と戦う王者ルイス・ネリ(メキシコ)が2度の計量でリミットをオーバーし、戦わずして王座剥奪が決まった。TKO勝ちを収めた昨年8月の山中とのタイトル戦のドーピング検査で陽性反応を示した“お騒がせボクサー”の2度目の失態に対し、海外メディアは「衝撃的ニュース」「かなりの重量オーバー」と伝えている。

 因縁のリベンジマッチのよもやの急展開を迎えた。「衝撃的ニュース ルイス・ネリは最初の計量で5ポンドもオーバー。WBCタイトルは剥奪されたが、試合は続行」と特集したのは、海外ボクシング専門メディア「ワールドボクシングニュース」だった。

 この日行われた軽量で山中は53.3キロでパスしたが、ネリは1度目で55.8キロで再計量に。記事では、5ポンド(2.26キロ)の部分を太字で報じており、明らかな体重オーバーとなった調整不足に驚きを隠せない様子。2度目も54.8キロで規定の53.5キロをクリアできなかった。

「ネリは最終的に121ポンド(54.8キロ)まで落としたが、この一連の展開は王座を守ろうとする彼の意欲に汚点を残した」

 記事ではこう批判し、昨年8月の山中との前回対戦で禁止薬物で陽性反応を示した前科も紹介している。一方、王座奪還を目指す「神の左」を持つ山中については「優雅なことに、ヤマナカの体重はリミットを半ポンド下回った。国技館で彼のかつてのタイトル奪還を目指している」と評価していた。

皮肉交じりの報道も「ネリは階級を上げることを検討しなければ…」

 米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」は「ルイス・ネリが計量でベルトを失う。ヤマナカ戦でかなりの体重オーバー」と特集している。

「ルイス・ネリは階級を上げることを検討しなければいけないかもしれない。なぜなら、シンスケ・ヤマナカとの木曜日の再戦に向け、このボクサーはかなりの体重オーバーだったからだ」と皮肉交じりに報じている。

 ネリの1度目の軽量時の体重はバンタム級より2階級上のフェザー級だった。山中は体重差のハンデを負いながら、再戦を余儀なくされることになる。

 米スポーツ専門局「ESPN」も「ルイス・ネリが体重で失敗。ヤマナカとの再戦前にベルトを失う」とレポート。お騒がせ男は山中戦における2度目の失態で国際的に評判を下げる結果となってしまった。(THE ANSWER編集部)