今春、引っ越したいのに引っ越せない「引っ越し難民」が多発するのではないかと心配されている。

トラック協会が「分散引越」を呼びかけ

全日本トラック協会は今年春の引っ越しについて、混雑日を避ける「分散引っ越し」への協力を呼びかけている。

例年、3〜4月は引っ越しが集中するが、今年は特に3月中旬〜4月上旬にかけて混雑が予想されるそう。さらに最近は、引っ越し事業者が「人手不足」となっており、ピーク時には「希望日に合う事業者が見つからない」など、希望に添えない場合もあるそうだ。

出典:「全日本トラック協会」チラシ

ヤマト運輸も3〜4月の引っ越しについて、「お申し込みが大変集中いたします。このため、お客様へ良質なサービスを提供できる件数を超えた場合は、お申込みいただけない場合もございます」と公表している。

3/24〜4/8が特に混む予想

全日本トラック協会は、特に3月24日(土)〜4月8日(日)は混雑が予想されると発表。

出典:全日本トラック協会「引越混雑予想カレンダー」

NHKによると、すでにこの時期の引っ越しを引き受けてくれる業者を探すのは難しくなっているそうで、3月末に名古屋から都内への引っ越しを予定していた男性は大手5社全てから断られたとか。

また、人手不足のため採算の合わない遠距離の引っ越し(首都圏→北海道、九州・四国など)を引き受けないように決めた運送会社もあるという。

引越料金1〜2割高騰も

また、人手不足に伴って「引っ越し料金」も高くなっている。

引越比較サイト「引越し侍」の調査によると、アンケートに答えた提携引っ越し会社の50%以上が「繁忙期の引っ越し料金が上がると思う」と回答。そのうち約7割以上は、単価が10〜20%上がる見込みだと答えている。

出典:「エイチーム」Press Release

NHKによると、値上がりを受けてコストを抑えるために人事異動の時期を変更した会社もあるという。

ネット上に「電話がつながらない」という声

この状況を受けて、ネット上にはさまざまなコメントが寄せられている。「働き方改革の結果なら仕方がない…」と納得する人もいるが、こんな声も。

「転勤の内示が出ないと業者の手配ができない」「辞令が出るのはこれから…どうなるんだ」と心配する声もあった。