モバイルバッテリーの使い方が危ない? スマホの充電が、やけど・火災の原因にもなる使い方を再確認しよう

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スマホを利用するうえで欠かせないのは、
・バッテリー残量のチェック
・スマホのバッテリー充電
といっても過言ではない。
このため、常にモバイルバッテリーを携帯している人も多い。

コンセントやモバイルバッテリーからのスマホ充電は、誰もが日常的に行っている。
充電しながら持ち歩いたり、充電しながら使用したり、睡眠中に充電したりしている。

しかし、そこに危険が潜んでいるのだ。

バッグに入れていたモバイルバッテリーが発火したというニュースもあったように、
普段、当たり前のように充電している方法に、実は、思わぬ危険が潜んでいる。

●スマホを充電したまま寝落ち……は低温やけどの危険
寝る前に布団の中でスマホを見る人も多い。
このとき、充電した状態でスマホを使わないように気を付けよう。

「充電しながらスマホを使うこと」自体は、絶対ダメとは言い切れない.

しかし、充電によりスマホやバッテリーが発熱しやすくなる。

スマホが発熱したまま寝落ちすると、 “温かい”と感じる程度の温度でも、低温やけどになる可能性があるのだ。

低温やけどを防ぐためには、
・寝ながらスマホを使うときは充電しない状態で使う
・スマホの充電は、起きている時間にしておく
これらを心がけるようにしよう。
なお、過充電にならないために、充電が完了したらすみやかにケーブルを抜くようにしよう。
充電が完了したらオフになる過充電の防止機能を搭載したモバイルバッテリーを使うのも手だ。


モバイルバッテリーへの衝撃はNG
モバイルバッテリーは、スマホに内蔵されているにバッテリーよりも大容量のバッテリーを搭載している製品も多い。

もともとモバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は大きな衝撃を与えることは厳禁だ。
大きな衝撃は、故障や発熱、発火などの原因となるからだ。
また、水濡れもNGだ。
安全にモバイルバッテリーを使うには、大きな衝撃や水濡れなどを避けて丁寧に持ち歩く必要があるのだ。

バッグに入れた状態でスマホを充電する場合、
持ち運んでいる間にバッグの中でほかの物とぶつかったり、衝撃を受けたりして、モバイルバッテリーのリチウムイオン電池にも影響がでるケースもある。
特にリュックなど背負うバッグの場合、
トラブル発生に素早く気がつかないことも多い。
モバイルバッテリーでの充電は、
・バッグから取り出して行う
・バッグ内で固定するなど、不用意に動かないようにする
・ペットボトルなどと一緒に入れない
こうしたことに配慮して、利用したい。

●コネクターはまっすぐさしてホコリを取り除く
スマホで使われている充電用のケーブルやコネクターは繊細だ。
破損に気をつけ、ホコリや水が入らないように注意をしよう。

ホコリが付いたまま充電すると、発火や漏電の危険も高くなる。
また、接続するときはまっすぐ丁寧に差し込み、くれぐれも、接続した状態でケーブルを持ってスマホ(またはモバイルバッテリー)を持ち上げるような乱暴な扱いは避けよう。

コネクター部が損傷や破損すると、正常に充電できなくなるだけでなく、漏電など、やけどやケガの原因にもなるので注意が必要だ。


日々の生活に欠かせないスマホを安全に使うために、充電方法にも気を配ってはいかがだろうか。