3人が、米ツアー2年目の畑岡について語る(撮影:ALBA)

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森口祐子、小田美岐、村口史子とそれぞれ個性の違う解説者たちに、自身の時代と重ねながら?今年の女子ツアーについて語ってもらった。第一回から四回は国内ツアーについてたっぷり解説してもらったが、ここからは特別偏。
華麗にドレスアップした女子プロたちが登場!開幕戦の前夜祭に潜入!
第五回は、畑岡奈紗の米国女子ツアー参戦について。
2017年に行われた最終予選会でトップ通過を果たし、今年も米国ツアーへ挑戦し続けている畑岡。開幕戦の「ピュアシルク・バハマ LPGAクラシック」では予選落ちを喫したが、次戦「ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン」では16位タイに入った。米国ツアー2年目となる今年、畑岡はどう変わったか?
小田美岐:成績だけ見ると、昨年の“1ストローク足りずに予選落ち”と同じだったんですけど(※)、今年は2日目が風のため中止に。それだけすごい風の中で、しかも上位を占めている選手は大体が初日の午前中スタート。(風が強かった)午後スタートで上位にいたのは、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)だけ。彼女のゴルフのうまさはハンパじゃないので置いておくとして…。(※畑岡は、17年大会で1打足りずトータル1アンダー・80位タイで予選落ち。今年も1打足りず、トータル7オーバー・79位タイで予選落ちとなった。)
畑岡さんは、初日は午後から出て、「こんなに強い風を経験したことがなくて」といっていた。何をしても全部吹き上がってどこかへ行ってしまったり、相当苦労したみたい。その後、練習場に直行して風の対処方法をやっていました。予選会とバハマの試合は、普段は大山志保さんを担いでいるキャディさんが担いでいたんですが、キャディさんと二人で色々な対処方法を行って、2日目は午前スタート。また風が強かったんですが、前半5番まで2バーディ・1ボギー。6番のバーディパットを残して中断だったんです。前の日のプレーとまったく違う、風に対処できるゴルフができていたので、去年の畑岡さんとはやっぱり違うぞ、というのが私の印象です。
森口祐子:2年目だからコース的にも少しは慣れてきて、期待したいよね。
小田美岐:1年目って初めて行くコースで、あれもこれもしなきゃいけない、ロッカールームに色々なものが貼ってあって、それを読まなきゃいけない。ちょっと異常な精神状態で回った1年だったと思う。でも、今年は国内で2勝して自信をつけているのもありますが、プロの生活自体への慣れもあるので、ある程度やってくれるんじゃないかなと。
村口史子:1年目では、自分自身にすごく厳しくて。親が醤油を持ってきてくれても使わない、とか、ストイックにやっていたみたいですね。
小田美岐:そうするよう、いわれていたらしいです。アメリカに慣れために、日本人のコミュニティに頼らず、自分で全部やらなければいけないと。
村口史子:移動も自分一人でやっていたみたい。
小田美岐:それは無理だと思う。日本でずっとやってきて、アメリカでのチャレンジだったらいいと思う。でも、高校生だった人がいきなりプロの生活でというのは…。ゴルフ以前の問題だったのは、半分あるんじゃないかと思っているんです
森口祐子:16年は国内で1勝して(「日本女子オープン」でアマチュア優勝)、16年のQTにうまく受かって。彼女としてのストーリーはすごくうまくいったと思うけど、アメリカで自分のゴルフを一度見失ったと思う。日本に帰ってきて、アメリカの経験が無駄じゃなかったというのは、昨年の連覇で見せつけられたところはあったよね。それもすごいけど、もう一度米国ツアーのQTを受けなきゃいけない、というアメリカの制度の中で、ちゃんと通ってきたというのは、すごいなと思うんだよね。毎年、よくぞ通った!と。
森口祐子:一方で、横峯さくらさんがQTでギリギリ45位。条件つきの出場資格は獲れたけど、改めてアメリカってすごいところだと思うよね。
小田美岐:アメリカは、すごくセッティングが難しい。でも、すごく難しいコースと、なぜかすごくアンダーパーを出すコースと差が激しいんです。だから、ひょっとしたら優勝できるんじゃないかという期待を私は持っています。
次回は【若手選手のトレーニングについて】をお届け。ご期待ください。
森口 祐子(もりぐち・ゆうこ)/1955年4月13日生まれ、富山県出身。日本女子オープンなど通算41勝を挙げ、国内女子ツアーで6人しかいない永久シード保持者の1人。一男一女の母でもある。現在は解説者としても活躍中。
小田 美岐(おだ・みき)/1959年4月5日生まれ、京都府出身。通算6勝。ティーチングプロフェッショナル資格A級も保持している。現在は解説者として国内女子ツアーだけでなく、米国女子ツアーの解説を努めることも多い。
村口 史子(むらぐち・ふみこ)/1966年8月30日生まれ、東京都出身。ツアー通算7勝。1999年には年間3勝を挙げて賞金女王の座に輝いた。2004年にツアー競技からは引退。以降は雑誌やテレビの解説、レポーターとして活躍している。
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