【ソウル聯合ニュース】2013〜14年に韓国軍サイバー司令部の世論工作疑惑を国防部が捜査した際、捜査の縮小と事件隠蔽(いんぺい)を指示した疑いを持たれている当時の国防部長官、金寛鎮(キム・グァンジン)氏が27日、検察の出頭要請に応じソウル中央地検で取り調べを受けた。同氏はサイバー司令部に対する捜査の方向性を指示した疑いを強く否認したと、法曹界関係者が28日伝えた。

 検察はサイバー司令部を巡る疑惑の捜査を総括していた元国防部調査本部長から、金氏が捜査の方向性を直接指示したという趣旨の供述を得ている。捜査当局は当時、関係者の逮捕状を請求する方針を固めていたが、金氏が青瓦台(大統領府)側の意見も聞こうと言い出し、青瓦台での会合後に捜査の方向性が変わったと、検察はみている。

 国防部調査本部は14年11月、元サイバー司令官を政治関与の罪で在宅起訴することで捜査を終了した。「トカゲのしっぽ切り」で捜査を打ち切ったという批判もあった。

 金氏は李明博(イ・ミョンバク)政権での軍サイバー司令部によるインターネットを用いた世論工作に関与したとして昨年11月11日に軍刑法違反の容疑で逮捕されたが、裁判所による逮捕の適否検討の結果、同22日に釈放さた。それから約3カ月の今月23日、検察は金氏の自宅を家宅捜索するなど、捜査を拡大している。