日本企業サン電子の子会社であるCellebriteが、現在存在するすべてのiPhoneをロック解除可能であることが判明しました。これには、iOS11を搭載したiPhone X、iPhone8/8 Plusも含まれています。

最新のiOS11もロック解除可能

Forbesに匿名筋が語ったところによれば、Cellebriteは公に声明を発表こそしていないものの、iOS11に侵入する技術を確立しており、ひそかに当局関係者や科学捜査関係者へ売り込みをかけているのだそうです。
 
事実、Cellebriteの公開しているpdfでは、「Apple iOSのデバイスやOS、iPhone、iPad、iPad mini、iPad Pro、iPid touch、iOS5からiOS11まで」という記載が確認できます。
 

FBIとのロック解除で大きく注目集める

Cellebriteは、2016年にFBIとAppleとの間で起きた、銃乱射犯のiPhone5cロック解除問題で大きく一般的な知名度を上げた企業です。実際に、FBIによってCellebriteの技術が使われたのかは不明のままですが、ユーザーのプライバシー尊重にこだわりを見せるAppleのセキュリティー技術にメスを入れられる企業として、その後も注目を集めてきました。
 
ただし、これまではロック解除できる端末は、過去のiPhoneやiOSに限るといった場合が多く、Appleの提供する最新端末や最新iOSに対して遅れをとっていました。例えば、2016年4月の時点では「A7プロセッサを搭載したiPhone5s以降の機種はロック解除できない」と言われていました(当時の最新端末はA9プロセッサ搭載のiPhone6s/6s Plus、iPhone SEなど)。
 
つまり、2018年2月になってようやく、民間企業のロック解除技術がAppleに追いついたことになります。
 
ただし、Cellebriteがロック解除のためのソフトウェアを販売しているとすれば、それはAppleもその技術を原理的には利用可能であることを意味します。イタチごっことなるのでしょうか。
 
 
Source:Forbes,Cellebrite(pdf)
(kihachi)