いわゆる「マッチ棒パズル」です。制限時間は5分。

【問題】マッチ棒を3本動かして、正方形を3つにしましょう。


※これは間違った答えの例。正方形に関係ないマッチ棒が残っていてはNGです。


頭のいい小学生が解いている!マッチ棒パズル

近頃、有名私立中学の入試問題としてパズルが使われていることをご存じですか? どうやらパズルができる人は、算数の勉強ができるアタマの持ち主らしいのです。

パズルを日々解いて練習することで、算数のできる人のアタマを手に入れることが可能だそう。「パズルは私たちに集中と試行錯誤の体験を与えてくれます」と語るのは、カリスマ家庭教師として有名な松永暢史さん。「パズルはイチ押しの頭脳教材ともいえます」。パズルを解くことで、「え〜と、あれだよあれ!」と言いたいことが言えない現象もなくなるかも!
パズル博士・星野孝博さんのパズル教室で小学生が解いているこの問題、あなたにできる?

→正解は…?

【解答】


※小学生の正解率は低学年で48%、高学年で64%

この問題は、小学校高学年なら3人に2人は解ける問題です。おもに、「はしご型思考」と呼ばれる、知識と経験で直観的に解いていく思考方法を使って解いていきます。


まずは、マッチ棒に番号をふって考えてみましょう。1つの正方形は4本のマッチ棒でできているので、共通して使うマッチ棒はありません。これに気づくことがポイントです。

独立した3つの正方形を考えると、4本のマッチ棒のうち3本あるところはA、B、C、Dの4か所です。ここに1本のマッチ棒を加えてあげればいいことに気づきましたか?
(9)のマッチ棒を上へ動かして、(1)(2)(4)(9)の正方形。(11)のマッチ棒を斜め左上へ動かして、(3)(6)(8)(11)の正方形。もう1つは(12)のマッチ棒を斜め右上へ動かして、(5)(7)(10)(12)の正方形。つくり方はほかにもあるので、いろいろ試してみてください。

毎日、一問ずつでも解いていけば、地頭をメキメキきたえることに。松永暢史さんと星野孝博さんの『大人に役立つ!頭のいい小学生が解いているパズル』(扶桑社刊)には、もっとたくさんのパズルが掲載されています。気になる方はぜひチェックを。

<取材・文/ESSE編集部>