平昌五輪の閉会式で文在寅(ムン・ジェイン)大統領(手前右から2人目)と北朝鮮高官代表団の団長を務める金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長が握手している。両氏は閉会式前に会談している。文大統領の横は米国のイバンカ・トランプ大統領補佐官=25日、平昌(聯合ニュース)
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【坡州、ソウル聯合ニュース】平昌冬季五輪の閉会式に出席するため韓国を訪れていた北朝鮮の高官代表団が27日、3日間の滞在を終えて帰還した。

 団長の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長ら代表団8人は午前11時55分ごろ、ソウル北方の都羅山にある南北出入事務所を出発し、陸路で軍事境界線を越えて北朝鮮に戻った。前日には選手団や応援団ら299人が帰還しており、平昌五輪のために来韓した北朝鮮関係者全員が戻った。

 金氏は南北出入事務所で報道陣の質問に答えなかったが、満足そうな表情で笑顔を見せながら手を振った。ほかの代表団メンバーも報道陣の質問には答えなかった。

 金氏は2010年の韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を主導したとされ、韓国の保守系政党を中心に来韓反対の声も上がったが、代表団を率いて25日に韓国入りした。平昌で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談し、五輪閉会式に出席したほか、趙明均(チョ・ミョンギュン)長官ら統一部の当局者と夕食を取りながら、平昌五輪を機に醸成された南北間の和解ムードを発展させていくことで一致した。

 26日には韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)との昼食の席で、特に前提条件をつけることなく、「米国との対話の扉は開かれている」と述べたとされる。