1月の外食産業、大雪もファーストフードや焼き肉が好調で17カ月連続プラス

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 日本フードサービス協会の発表によると、1月の外食産業は大雪により客足に影響が見られたものの、年始需要や客単価の伸びもあって17カ月連続で前年を上回ったことが分かった。

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■年始需要も好調

 26日、日本フードサービス協会が2018年1月度の外食産業データを発表した。これによると、1月の全体売上高は前年同月比で103.1%となり、2016年9月から17カ月連続で前年を上回った。店舗数は100.6%(3万6197店舗)、客数が100.6%、客単価が102.5%。

 全体概況によれば、「正月三が日や成人の日など年始需要がおおむね好調」だったことと、1月下旬の関東地方を襲った大雪が来店客数に影響を与えたものの、ファーストフードやファミリーレストランが順調だったとある。

■焼き肉は14カ月連続で前年比プラス

 部門別で好調だったのは、ファーストフード部門の洋風が107.4%、ファーストフード部門の和風が107.1%、ファミリーレストラン部門の焼き肉が108.3%。

 ただし3部門の内容は異なっている。「洋風」は、店舗数が99.4%と微減ながら、客数が101.9%、客単価が105.4%となったことでカバー。「和風」は、店舗数が101.3%、客数が103.7%、客単価が103.3%といずれも伸びた。「焼き肉」は、店舗数が102.4%、客数が107.6%と伸びたものの、客単価は100.6%と微増に留まっている。

 概況によると、「『洋風』は、引き続き期間限定商品やリニューアル商品が好調」、「『和風』は、鍋メニューのテイクアウト訴求が奏功し、原材料高による価格改定とあいまっ」た、とある。

■不振の続く居酒屋業態

 反対に不振だったのは、ファーストフードの持ち帰り米飯/回転寿司、ファミリーレストラン部門の和風、パブ/居酒屋部門。

 持ち帰り米飯/回転寿司は売上高が99.2%、店舗数が99.4%、客数が96.8%、客単価が102.5%。客単価のみプラスだが、「降雪が客数と物流に影響」したそうだ。ファミリーレストラン部門の和風では、売上高が97.8%、店舗数が100.2%、客数が95.9%、客単価が102.0%だった。こちらは「年始の正月需要で客単価が上がったものの、雪の影響でシニアなどの顧客が減少」した。

 パブ/居酒屋部門の全体売上高は96.4%に留まった。部門の中で回復の兆しを見せていたパブ・ビアホールは、売上高が97.7%、店舗数が100.3%、客数が101.3%、客単価が96.5%。概況によると、「『パブ・ビアホール』は、大規模な年始のセールで客数増となったものの、セール割引で客単価が下が」ったとある。不振の続く居酒屋は、売上高が96.1%、店舗数が96.0%、客数が97.0%、客単価が99.1%となり、全て前年を下回った。これは店舗減少に加えて、雪の影響もあったとしている。