それ、好き避けメールかも!? 好き避けしてしまう男性の心理に迫る

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気になる彼からのそっけないメールにショックを受けているそこのあなた! もしかしたらそれは「好き避けメール」かもしれません。好き避けメールとは、その名の通り、好きな人をついつい避けてしまうメールのこと。実は、この好き避け行動をしてしまう人が結構いるのだとか。男性が送る「好き避けメール」の特徴について、男女の心理に詳しい、心理コーディネーターの織田隼人さんにお聞きしました。

■「好き避け」の典型的な行動

 

そもそも「好き避け」の行動とは、一体どんなものなのでしょうか。典型的な好き避け行動とともに、その人の心理を教えてもらいました。

◇目が合ったらすぐに目をそらす

目が合ったときに気恥ずかしくなったり、「好きな気持ちがバレるとまずい」と思ったりして、すぐに目をそらす男性は多いもの。「好き避け」の場合、男性は気になる女性のことをよく見ているので、目が合うことが多いです。しかし、恥ずかしいので目をそらしてしまう、という行動を繰り返します。

◇話しかけると下を向いてしまう

ほかの人が相手だとほがらかに話せるのに、好きな女性に話しかけられると下を向いてしまうことが多い、というのも好き避け行動の典型的な例です。これは「相手の目を見ると緊張してしまうから」ということ。そして「目を見られるのが恥ずかしいから」下を向いてしまうのです。いい意味で緊張しているから起きる「好き避け行動」と言えます。

◇男性から話しかけてきても、なぜかすぐに会話が終わる

好き避け行動の前提として、男性は相手のことが好きなので話しかけたいという意思があります。そのため、男性から勇気を出して話しかけてくることがありますが、緊張のあまり会話が続かずすぐに終わってしまう、というのも典型的なパターン。緊張する理由のひとつとしては「カッコ悪いところを見せたくない」という思いから、自分の会話を制限してしまい、積極的に会話することができなくなってしまうのです。女性からすると、「すぐに会話を終わらせてしまうので、楽しくないのかしら?」と思ってしまうことも。

◇やたらと比較する会話が多い

会話の中で、男性がやたらとほかの人と比較して、自分のよさを言ってくることが多いケースがあります。これは自分に自信がないので、自分をより大きく見せようとしてしまうためです。相手の女性に対しても同じようにしてしまうことがあるため、「バカだなぁ」などと相手を下にみるような言い方をしてしまうことがあります。そのため女性は「嫌われているのかも?」と思ってしまうことも多いのです。

◇みんなといるときはできる限り避ける

「好きな気持ちがバレたくない」、「まわりに気づかれたくない」という思いが強ければ強いほど、まわりを警戒します。そのため2人きりで話すときよりも、大勢で一緒にいるときのほうが相手を避けるようになる男性が多いのです。2人のときはいい感じに会話ができるのに、大勢のときにはよそよそしい態度になる場合は、好き避けの可能性が高いと言えます。

■男性からのメールでわかる好き避け行動5つ

気になる彼からのそのメール、もしかしたら好き避けメールかも!? メールでの好き避け行動について解説してもらいました。

◇返事が短い

メールの返事が短いというのは、好き避けメールの特徴のひとつ。これは「自分の恥ずかしい部分は見せられない」と、自分の発言をどんどん制限してしまうためです。そのため「はい」「そうしましょう」というように、短い回答がくるようになります。ただ、好き避けの場合、素っ気なさすぎるとダメだと本人もわかっているため、イエス・ノーだけではなく、もう少し言葉を足して「うん、そうだよね」、というように少し文章を長くすることが多いようです。

◇唐突にやりとりが切れ、別の話題が飛んでくる

好き避けしている男性は、メールの会話を続けるのが苦手だったりします。そのため、唐突にやりとりが途切れることがあります。ただ、好きなのでやりとりは続けたいという思いから、急に関係のない話題が飛んできたり、急に何かを聞いてきたり(趣味や休日の過ごし方、最近見たテレビや映画など)することがあります。

◇そもそも彼からメールがこない

好き避けする男性は、メールが苦手なことも多いです。好きな気持ちを自分からアピールするタイプの人であれば、どんな方法でもコミュニケーションをとろうとしますが、そもそも好き避けするタイプはコミュニケーションが苦手で、その中でもメールが苦手という人も多いのです。そのため、メールについてはそもそも自分から送らない、という男性もいます。

◇メールの返事が遅い

メールが苦手な男性の特徴として、返事が遅い人も多くみられます。好きな人だからこそ、返事をよく考え送信しようとしたところで、再度「この返事で本当にいいのか?」と考えて結論を先延ばしにします。そして、どんどんメールの返事が遅くなってしまう、ということが多いです。

◇自分(男性)の話題になると静かになる

メールのやりとりの中で男性自身の話題になると、急に返事が鈍ることも特徴のひとつ。「自分の変なところは見せられない」という思いから、何を書けばよいのかわからなくなるからです。自信のある男性であればそもそも好き避けをしませんが、好き避けをする男性は自分に自信を持っていないので、自分を見せることを警戒します。

■好き避けメールへの対処法

彼からのメールが上記のような好き避けメールだった場合、女性はどんな対応をすればよいのでしょうか? 好き避けメールへの適切な対処法について、それぞれのケース別に解説してもらいました。

◇「返事が短い」

メールの返事が短いときは、無理にメールをするのではなく、LINEやSNSツールなど“短いやりとりに適したもの”を使うといいでしょう。スタンプのような簡単なものでメッセージのやりとりができるようになれば、もう少しコミュニケーションが密になります。

◇「唐突にやりとりが切れ、別の話題が飛んでくる」

やりとりが途中で途切れるけれど、別の話題が飛んでくるというときは、そのまま別の話題に乗っかっていきましょう。また、別の話題に乗りつつ、相手の話を聞いていくことも大切です。「○○くんはどう思う?」というように相手の男性の考えを聞いてみましょう。さらに、その返事に対して「すごーい、私もそう思っていたんだ!」というように共感していくと、じわじわと会話が盛り上がっていきます。

◇「そもそも彼からメールがこない」

メールをくれない相手には、メール以外のやりとりが効果的です。電話のほうがうまくいくことが多いので、電話ができるように話を持って行きましょう。たとえば、彼の好きなことに興味を示して「○○を教えてほしいから電話していい?」というように、電話でのやりとりに誘導しましょう。通話はメールとちがってお互いの文章量が見えないので、どちらかがちょっと一方的に話していても重い感じがしません。女性がたくさん話して話題をリードしていても、お互いにメールほどは気にならないのでオススメです。

◇「メールの返事が遅い」

メールの返事が遅いときには、あえて急かさないようにしましょう。相手の男性の返信ペースに合わせて、こちらものんびりとメールを送るのがオススメ。そうすると男性は「返事を急がされない」と感じ、リラックスした気持ちでメールをすることができるようになります。下手に急かすと、どんどん返事をするのが怖くなってしまう男性が多いので、相手のペースに合わせてあげましょう。

◇「自分(男性)の話題になると静かになる」

男性のことを聞こうとすると、急に返事が遅くなったりする場合は、聞けば聞くほど返事がこなくなります。その場合はいったん、相手のことを深く聞くのをやめましょう。そして彼自身のことよりも、彼のまわりの環境などについて聞くようにしてください。たとえば、住んでいる街のこと、近所にコンビニがあるのか、そのコンビニでオススメのお菓子は何か、など簡単なことでも構いません。また、相手の仕事内容について興味を持って聞いてみましょう。「すごいですね!」というように、ほめることを繰り返していくと、だんだん相手から自分のことを話題にするようになります。

■「好き避け」のパターンと対処法を知って、距離を近づけよう

なかなかわかりづらい「好き避け」行動ですが、意外とあなたの近くにも好き避けしている男性がいるかもしれません。上記の好き避け行動に少しでも心当たりのある場合は、対処法を参考に、ゆっくり距離をつめるようにしてみてくださいね。

(監修:織田隼人、文:おぜきめぐみ)

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