【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は27日、長年の知人である崔順実(チェ・スンシル)被告と共謀して大企業から多額の賄賂を受け取った収賄罪などに問われている前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告の論告求刑公判を開く。朴被告を韓国憲政史上初の大統領弾劾、罷免に至らせた国政介入事件が結審する。

 この日の公判は検察側の論告と求刑、弁護側の最終弁論の順で進められる。通常は被告人も最終意見陳述を行うが、朴被告はこの日も出廷しないとみられる。

 同被告は昨年4月17日、崔被告が実質支配した二つの財団に対する大企業への拠出強要、サムスングループなどからの収賄、朴政権に批判的な文化・芸術界関係者の政府支援対象からの排除、公務上の秘密漏えいなど計18の罪状で起訴された。このうち13の罪は崔被告と重なる。中でも収賄は1億ウォン(約1000万円)以上なら無期懲役か10年以上の懲役に処せられ、検察は崔被告については懲役25年を求刑し、ソウル地裁は今月13日に懲役20年を言い渡した。

 法曹界では、朴被告が国政介入事件の中心に位置付けられる上、大統領という地位にあったことを踏まえ、検察が懲役25年以上を求刑するとみているようだ。事件の重大性から、無期懲役を求刑することもあり得るとの見方もある。

 判決は3月末か4月初めに言い渡される見通しだ。