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IDCの最新の調査によると、スマートインフラストラクチャやダイナミックインフラストラクチャ管理ツールを採用しているデータセンター(DC)では、経験する問題が少なく、かつ、セキュリティ侵害も少なくなっています。

IDCは現在のDC管理の実態を包括的に把握するため、約400名のDCの専門家に調査を行いました。 CTOからファシリティマネージャーを含む回答者の内訳は、エンタープライズ企業(72.6%)、サービスプロバイダー(22.6%)、コロケーションプロバイダー(4.8%)となっています。

IDCのDCマネジメント領域のリサーチディレクターであるジェニファー・クーク氏は「今回の特別調査では、データセンター管理において組織が直面している主要課題と、これらの課題が今日のビジネスにどのように影響しているかを明らかにしています。データセンターは今後のデジタルトランスフォーメーションの取り組みの負担がかかるため、DCIM(Data Center Infrastructure Management)やインテリジェントキャビネットなど、よりスマートなDCリソースへの投資を通じて、これらの課題に取り組むことが成功のために不可欠です」と語っています。

○「DXのファシリティインフラストラクチャ管理および運用についての特別調査」

ダイナミックインフラストラクチャ管理ソリューションを使用している組織では、データセキュリティ侵害、物理的なセキュリティ侵害、IPアドレスの不足などの問題が減少しています。

規制・コンプライアンス違反の罰金削減につながるダイナミックな管理ツールの活用として、ダイナミックインフラストラクチャ管理ソリューションを利用するDCでは、ソリューションを利用していないDCよりも、規制やコンプライアンス問題による罰金が科せられる可能性が低くなります。

回答者の63%がDCIMを利用しており、最も重要なDCIM機能としてエネルギー消費量レポートと環境レポートを列挙しました。重要な機能の順番は、「レポートと分析」「環境条件に関するリアルタイムレポート」「エネルギー管理」「エネルギー消費のリアルタイムレポート」となりました。回答者の60%以上が、DCIMを利用すると答えた一方で、多くがインフラを管理する他の方法(Excelが最も一般的)も同時に使用しています。

IDCは、これまでのDCIMの実装がより優れた在庫管理、監査、管理をサポートしており、成熟したDCIMの次の段階では、DCにおけるサービスとワークフローを合理化するための統合が含まれると考えています。そうなると、人為的ミスによるダウンタイム(相変わらずデータセンターでの第1位の課題)などの一般的な問題は、DCIMの採用によってプラスの影響を受けるでしょう。

統合されたITアーキテクチャは、DCに対して大きな要求をもたらします。組織は、新しいアプリケーションを導入する時間を短縮するという目的で、新しいテクノロジを採用しています。しかし、今回の調査によると、83.9%の回答者は新技術は電力インフラの再整備が必要、29.3%の回答者は新しい技術に対応することができず導入の遅延が発生したとそれぞれ述べました。新しいワークロードの革新と導入に要する時間の短縮は、実際に必要とされる電力と冷却のリソースを正確に評価し、計画することができなかったために悪化しています。この課題を克服するためには、より包括的なキャパシティ計画への取り組みに焦点を当てる必要があり、新しいプロセスや、よりインテリジェントなインフラから得られるデータを活用するための投資が必要になるでしょう。

ラリタンのパワービジネスのディレクターであるデイビッド・ウッド氏は「IDCの調査結果は、私たちが顧客から聞いたことを裏付けています。ビジネス革新とデジタルトランスフォーメーションをサポートするのに最適な設備を持ったデータセンターは、スマートなインフラを活用して、運用のリアルタイム性と完全な可視性を有します。スマートなインフラとして、われわれの電源管理ソリューション、Xerus TechnologyプラットフォームやDCIMソフトウェアなどが挙げられます」と述べています。

出展:IDCレポート「IDC's Datacenter Facilities Infrastructure Management and Operations Special Study」2017年1月

本連載は米国ラリタン本社が運営しているブログを翻訳・転載したものです。

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