2月22日、人気ゲーム「艦隊これくしょん-艦これ-」の公式Twitterアカウントが凍結された。1年に4回ある大きなイベントの最中だったこともあり、ニコニコ生放送では「大本営凍結!」「通信途絶!!」「レイテの呪いか!」というコメントで埋まる事態に。

ファンの間では、公式Twitterの「エセックス級」(アメリカ海軍の航空母艦の種類)という発言が性的な意味合いでNGワードとして受け取られ、凍結されたのではないかという噂もあったが、運営元のDMMは、「偽名等の第三者からTwitter社に連続の虚偽通告があった」と説明。

つまり、何者かが「ゲーム公式アイコン画像のイラストは、自身が書いたものであり、著作権侵害だ」と、アメリカの著作権保護制度である「DMCA(デジタルミレニアム著作権法)」の申し立てを行い、米Twitter社がそれを受け入れたと考えられる。

数時間後にアカウント凍結は解除されたが、130万人以上のフォロワーを持つアカウントの凍結がいとも簡単に行われてしまったことの衝撃は大きい。「DCMAの悪用によるTwitter凍結」という形で、注目されていた。

Twitterでは、

“艦これ運営は訴えた方がいいんじゃないの?”
“明らかに威力業務妨害に該当するので出るとこに出られたら完全にアウトな案件なんで、面白半分でやってたんなら覚悟しておいた方がいいと思うよ。未成年でも下手したら一生を棒に振りかねない”
“虚偽の申し立てだけでも十分問題なのに、実在の法律事務所を騙って虚偽通告したとなれば事態はより大事になる。単なるネタでは済まないわけだ”

と単なるイタズラのレベルではなく、れっきとした犯罪であるという声が圧倒的に多い。しかし、その一方で、

“艦これの公式アカウントが凍結されてるのって、ひとえに「twitterの凍結基準がガバガバで、アルゴリズムを悪用する報告をしたら、どんな問題のないアカウントでも凍結可能」ということだと思う”

とTwitter社の問題でもあるという指摘も。

Twitterは昨年から、誹謗中傷対策でアカウントの凍結・削除を積極的に行なっており、有名人・企業アカウントの凍結が相次いでいる。不当なケースが多かったあまり、米Twitter社のCEOが「ミスがあった。今後改善する」と認めたほど。

いずれにせよ、弁護士も「偽計業務妨害罪または威力業務妨害罪」にあたる可能性を認めており、イタズラの域を超えている本件。今後の対応が、企業アカウント運用の重要例となりそう?

(山中一生)

■関連リンク
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「艦隊これくしょん-艦これ-」 DMM GAMES公式ページ - DMM.com
http://www.dmm.com/netgame/feature/kancolle.html