ボランティアスタッフに囲まれる韓国女子カーリング代表

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【ニュース提供=スポーツ・ソウル】「昨日は、電話だけで150件以上かかってきた。広告のオファーにインタビューなど…」

2月25日、韓国女子カーリングが史上初の五輪銀メダルを決めた後、江陵(カンヌン)カーリングセンター内の記者会見場に入るとき、会見場の外に立っていたミックスダブル代表のチャン・バンソク監督が、明るく笑いながら話した。

チャン監督は、今大会でミックスダブルス代表を指揮した後には、テレビ局でカーリングの解説委員としても活躍した。

周知の通り、女子代表のキム・ミンジョン監督は、チャン監督の妻である。体中が震える五輪の舞台で、妻の試合を解説することは容易いことではなかった。

また、チャン監督には、もう一つの任務も与えられている。今大会に出場した慶北体育会3チーム(男女、ミックスダブルス)の行政的な事案を実質的に受け持っているのが、チャン監督だ。

【画像】メガネを外した“メガネ先輩”が超かわいい!!

自分たちの人気ぶりを知らない

チャン監督は、平昌五輪期間中にもっとも大きな関心を呼んだ女子カーリング代表に対するオファーの電話を何度も受けていると明かした。

チャン監督は、「むしろ、私の方が忙しい。いろいろなところから広告モデルのオファーをいただくのはありがたいことだが、選手たちが(今後の練習に支障をきたさずに)こなせるようにしなければいけないけれど…」と笑った。

事実、今大会前までは、世間はカーリング種目そのものに疎かったばかりか、選手たちの名前すら知らなかった。しかし、今大会では、選手の名前はもちろん、キャラクターまで際立ち、絶大な人気を集めている。

平昌での競技日程を終えた後、女子代表選手たちは大会ボランティアや関係者たちにしばらく囲まれていた。

3週間も経たないうちに、「無名」から「トップスター」に生まれ変わったような感じだった。

女子代表選手たちは大会期間、携帯電話を使用しなかったため、自分たちがどれほどの関心を集めているのか認識していない。

キム・ヨンミは、「観客が“ヨンミ〜”と書かれた応援うちわを持ってきて、ボランティアの方々が応援してくださり、少し反応が良くなったと思った」と語った。


韓国女子カーリング代表を応援する観客


冷徹な表情で正確なショットを投じ、“眼鏡先輩”という愛称を得たキム・ウンジョンや、華やかなテイクアウトショットとスイーピングで架け橋の役割をしたキム・ヨンミ、キムギョンエなど、皆がキャラクターを印象付け、広告オファーのトップに躍り出た。

韓国カーリング界の関係者は、「カーリング競技のイメージを反映し、掃除機メーカーなどが広告モデルとして交渉するのではないかともいわれたが、実際に家電メーカーが関心を持っているようだ」と話した。

ほかにも、飲料、食品業界も、明るくポジティブなエナジーを見せた女子カーリング代表にラブコールを送ったという。

各地でカーリングチーム創設の問い合わせ

注目されているのは、女子代表チームだけではない。

カーリング自体が人気スポーツとして浮上し、各市、道でカーリングチームの創設に関する問い合わせが続出している。

ソウル市カーリング連盟のヤン・ジェボン専務理事は、「現在、首都圏だけでなく、一部地方でもカーリングチームの創設に関心を示している」と述べた。

また最近、大統領府ホームページの国民請願掲示板には、「首都のソウルにカーリング場があるといい」という請願が掲載されている。

キム・ウンジョンは、「私たちが大会に参加することは、単にメダル獲得だけでなく、国内のカーリング文化を一段階向上させること」と話し、カーリングに対する高い関心を歓迎した。

“チーム・キム”は、すぐにまた走り出す。来月の世界選手権を皮切りに、新たな挑戦を控えている。

チャン監督は、「大きな大会が終わったら、燃え尽きてしまうかもしれないが、選手たちには乗り越えてほしい。選手たちは今後、(五輪の好成績による負担を)耐えなければならないが、その意味ではむしろ銀メダルに終わったことに救われそうだ。再び勝ち取らなければいけないものが見えるから」と微笑んだ。

(構成=李 仁守)