人気優待株ブロガー4人が厳選した3月の優待株とは?

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 波乱の相場でも投資家に癒やしを与えてくれる株主優待。その権利取りが1年で最も集中する3月が近づいてきた。今から仕込んでおきたい優待銘柄を厳選してもらった!

◆人気優待ブロガー4人が厳選 3月優待株を狙い撃ち

 今や上場企業の3割以上となる1300社以上が実施している株主優待。言わずもがなだが、これは日本株独自の慣習で、企業が自社商品やサービス、金券やグルメ品、カタログギフトといったさまざまな「プレゼント」を株主に贈るシステムだ。実施企業の増加とともにそのラインアップも年々充実し、優待を基準に銘柄を選ぶ株式投資の楽しみが広がっている。

 株主優待を得るには「権利確定日」に株を保有している必要があるが、その多くが3月末に集中している。これは、上場企業の約7割が3月決算企業であるため、優待や配当の基準も3月末になっている企業が多いためだ。

 優待と配当をプラスした総合的な利回りを重視する個人投資家のかんち氏が注目するのは、家電量販店のヤマダ電機(9831)。わずか6万円台の投資で、店舗で使える優待券が3月に1000円、9月に2000円分もらえ、1年以上保有すればさらに追加される。

「優待だけでなく増配も続けており、利益率も改善傾向。長期継続保有の特典も含めれば優待と配当で8%の利回りが見込めるので、買わない理由が見当たらない。これはもう、全国民が保有してもいいくらいの優良銘柄」(かんち氏)

 カタログギフト優待のオリックス(8591)もお得だという。

「大型株でありながら、売り上げも利益も伸びていて経営上手。優待も配当も手厚いので、優待投資家ならほとんどの人が保有している定番銘柄です」(同)

 一方、サラリーマン投資家のぱんだ氏は「株主優待が十分魅力的なら、無配でも投資する」という優待原理主義を貫く。同氏のお気に入りは「和食れすとらん天狗」などを展開するテンアライド(8207)だ。4万円台の投資で、自社店舗で使える1000円分の優待券が年2回贈られる。

◆カタログギフトが年2回贈られる銘柄も

「優待券は500円単位で使えるので、ワンコインランチにも使いやすい。ごはんと味噌汁がおかわり自由なので、サラリーマンの強い味方です」(ぱんだ氏)

 毎年500銘柄近い株主優待を獲得しているともさん氏は、数ある保有銘柄の中から日本管財(9728)を挙げる。株主には年2回、2000円相当のカタログギフトが送付され、雑貨やグルメなどさまざまな商品の中から好みのものを選べる。

「堅実な経営で連続増益、継続保有の特典もあるので長期投資にも最適。最近はカタログギフトの選べる優待は増えてきたが、年2回ある銘柄は珍しい」(ともさん氏)

 しかし、人気の優待銘柄は、権利日が近づくと値上がりする傾向があり、注意が必要だ。かんち氏は「権利日直前よりも、25〜15日前ぐらいまでの間の株価が一番高くなる傾向」と分析する。優待欲しさに高値摑みをすると、権利日の翌日に株価が大幅に下落する「権利落ち」に見舞われることも多い。

 その対策のひとつとして「優待が年2回ある銘柄を選ぶ」とは、主婦優待ブロガーの夕刊マダム氏。

「年2回の優待銘柄は権利落ち後の回復が比較的早いし、回数が多いと相場の低迷時と優待到着が重なることもあって癒やされます」

 夕刊マダム氏は権利日の2か月前から株価の値動きをチェックし、権利日直前に高騰するようなら優待は諦めて値上がり益を取ることもあるという。

「あまり優待に固執せず、長い目で見て権利落ちの安くなったところを拾うぐらいの余裕があるといいですね」

 夕刊マダム氏お気に入りの年2回優待銘柄は、10万円台の投資で1000円分のクオカードがもらえるパッケージソフト会社のエイトレッド(3969)。そして、7万円台の投資で志摩のリゾートホテルの宿泊券がもらえるアールビバン(7523)だ。