苦難を乗り越え、勝利を掴んだコルダ(撮影:GettyImages)

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<ホンダLPGAタイランド 最終日◇25日◇サイアムCC パタヤ・オールドC(6,642ヤード・72)>
「私はまず、プレーを楽しみにタイへ来たの」

優勝者らしからぬコメントだが、おそらく本音だろう。それは、2017年12月からここまでの彼女のスケジュールを見れば一目瞭然だ。
タイにあるサイアムCCパタヤ・オールドCにて開催された米国女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」。2日目にコースレコード“62”をただき出したジェシカ・コルダ(米国)が、トータル25アンダーで、2015年の「サイムダービーLPGAマレーシア」以来となるツアー5勝目を挙げた。
父に元プロテニスプレーヤーのペトル・コルダを持ち、妹は同じプロゴルファーのネリー・コルダ、弟の一人はプロテニスプレーヤーのセバスチャン・コルダというスポーツ一家。美人プロとしても知られるジェシカは11年にプロ転向後、順調な道を歩んできたが、その裏では病気にも悩まされていた。生涯にわたるアゴの痛み、そこからくる頭痛と不眠症……。そのための決断は17年12月7日、3時間にわたる手術だった。
「手術後には期待していなかった。移動するのさえ大変だったんです。でも、この大会は2011年にルーキーの年をスタートした際の初めてのイベント。戻って来られたことが本当にうれしかった」(ジェシカ)
手術後の経過は良好で、18年の開幕戦と第2戦こそスキップしたものの、思い出の地で圧倒的な強さを見せた。2位に終わったレクシー・トンプソン(米国)も、「彼女は才能豊かな選手。必ず手術後に活躍すると思っていた」と語っている。
この優勝により、ジェシカはロレックスゴルフランキングで26位から12位に浮上することが予想されている。これは、14年にマークした15位を抜くキャリアハイ。メジャー第1戦の「ANAインスピレーション」を1カ月後に控え、新たな優勝候補が飛び出したといえそうだ。

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