画面占有率91%の衝撃──HUAWEIのMacBook Pro対抗機「MateBook X Pro」インプレ
バルセロナのMWC 2018会場より。ファーウェイが「MacBook Pro」対抗の高性能ノートPC「MateBook X Pro」を発表しました。

製品の詳細は発表時の記事をご覧ください。

「MateBook X Pro」は、OSにWindows 10を搭載した非2 in 1タイプのノートPCです。

実機を前にして感じるのが、異様なほどのベゼルの細さ。画面占有率は91%に達し、発表時には同じくベゼルの細さをアピールした13型MacBook Proの82%を大きく上回ります。ベゼルレス過ぎてインカメラを配置するスペースがないためか、カメラはキーボードから飛び出すポップアップ式を採用します。

プロセッサはクアッドコアの第8世代Intel Core i7-8550U、さらに独立GPU(グラフィックス)としてNVIDIA GeForce MX 150を搭載。さらにThunderbolt 3端子を備え、拡張ボックスを介した外付けGPUにも対応。外付けGPUとしてGeForce GTX 1080をサポートするなど、高いグラフィックスの拡張性も売りにします。

ディスプレイは13.9インチの3000 x 2000(260ppi)解像度で、sRGBを100%カバー。最大輝度450nitで、発色・精細感ともに良好です。また、MacBook Proにはないアドバンテージがタッチパネルへの対応。Windows 10はタッチジェスチャーも充実していますが、その機能をフルに利用できます。







次にキーボードの打鍵感について。キーストロークは浅いものの、MacBookのバタフライキーボードほどの浅さはなく、キーを押し込んでいる感はそこそこあります。また印象的なのがトラックパッド(タッチパッド)。MacBook Pro並に広いため、ポインター操作や複数指を使ったジェスチャーが快適です。



左側面には前述のThunderbolt 3端子のほか、USBタイプC端子、イヤホンジャックを搭載。
スピーカーは4つ搭載。ドルビーアトモス対応で空間的な音響を楽しめます。さらに、マイクも4基搭載し、周囲の音を360°拾うことができます。



右側面にはUSBタイプA端子を備え、周辺機器との接続性も高められています。

MacBook Proに比べて本体がさらに薄い点もアピールします。本体サイズは304 x 217 x 14.6mm、重量は約1.33kgです。

●インカメの実用性が懸念点

前述の通り、ベゼルが細すぎるためキーボードに配置したポップアップ式のインカメラですが、この使用感は賛否が分かれそうです。カメラが下の位置にあるため、画面に映る相手の顔を見ながらスカイプ通話などをすると、自分の顔が下から仰ぎ気味に映ってしまうためです。



ベゼルレス化で先行するスマートフォンでは、画面に「ノッチ」を設けることで、挟ベゼルとインカメラの共存を図っています。「HUAWEI Mate X Pro」のアプローチはとてもユニークですが、今後の定番になるかと聞かれれば微妙なところ。とはいえ、インカメラを除けば、高性能・拡張性・携帯性の3つを兼ね備えたノートPCと言えます。



本体価格はCore i5、8GB RAM、256GBストレージの最小構成モデルで1499ユーロ(約19万円)から。2018年第2四半期に出荷予定。日本は一次発売国には含まれていません。

(更新)本体サイズと重さの記述、および画像を複数枚追加しました。