「国民のヨンミ」と異名がついたキム・ヨンミ【写真:Getty Images】

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大ブームが影響? 名前を見つめ直すきっかけに…「正直、改名したいと思っていた」

 平昌五輪は25日、カーリング女子決勝が行われ、準決勝で日本を破った韓国はスウェーデンに敗れ、3-8で銀メダルとなった。金メダルこそならなかったが、今大会は快進撃を演じ、韓国国内で一大ブームが巻き起こった。「メガネ先輩」ことスキップのキム・ウンジョンは「人気が出たことよりカーリングに関心を持って見守る方たちがたくさん現れたことが幸せだし、感謝したい」と語ったという。韓国メディアが伝えている。

「メガネ先輩とヨンミはむしろ“感謝する”と言った」と特集したのは、地元紙「スポーツ京郷」だった。

 今大会、予選から8勝1敗と快進撃を演じたことで大人気となった韓国代表チーム。特に「ニンニク少女」など、さまざまな愛称がついた。スキップのキム・ウンジョンが「ヨンミ!」と大声でスイープを指示する様子から、「国民のヨンミ」と異名がついたキム・ヨンミは、自身の名前を見つめ直すきっかけになったという。

「おじいさんに名前を直接つけていただいたんですが、私が思うにはちょっと昔の名前だったので、正直、気に入ってなくて改名したいと思っていた」と話し、さらに「これからは改名をしようという考えはせず、生きていくと思う」と笑顔を見せたという。日本より改名がしやすい文化にある韓国だが、人生に一つの影響を与えたのかもしれない。

「メガネ先輩」は大ブームに感謝「カーリングに関心持ってくれる人が増えて幸せ」

 一方、トレードマークのメガネ姿から「メガネ先輩」と名付けられたキム・ウンジョンは「私たちがどれだけ有名になったかは知らなかったけど、人気が出たことよりカーリングに関心を持って見守る方たちがたくさん現れたことが幸せだし、感謝することです」とフィーバーを喜んだという。

 全員の名字が「キム」であることから「チーム・キム」とも言われた代表チーム。今後に向け、キム・ウンジョンは「今回の大会は良い結果だったと思う。他の目標を持って、さらに特別なことを夢を見ることより、普段通りに練習しながらもう一度挑戦をすると思う。たくさんの大会でさらに良い姿をお見せしたい」と意気込んだと伝えられている。

「オルチャン(最高の顔)」として話題を呼んだ藤澤五月ら、日本との名勝負でも脚光を浴びた韓国代表チーム。一躍、国内の英雄となったようだ。(THE ANSWER編集部)