2月21日に記念すべき50枚目のシングル『ヒカリ』をリリースしたゴスペラーズが、毎冬恒例の新潟県苗場プリンスホテルでの公演を開催。1999年からスタートした苗場公演は今年で20周年を迎え、本公演はゴスペラーズ史上初となるリクエスト投票でセットリストを決定。

昨日2月24日の公演では、今年で38回目の苗場公演を終えたばかりの松任谷由実がこの日が誕生日の北山陽一へとゴスペラーズの苗場20周年をお祝いしたケーキを持ってサプライズでステージに登場し、客席からは大歓声が巻き起こった。

メンバー全員が知らなかった想定外の演出に、酒井雄二は「お前、由実さんに誕生日を祝ってもらえるなんて一生ないぞ」と話し、北山も笑顔いっぱいの表情に。苗場トークで会場を沸かせたあと、ゴスペラーズの代表曲『永遠(とわ)に』の作曲家でもあるピアニスト妹尾 武の演奏で『卒業写真』をゴスペラーズのハーモニーに乗せ、二組で歌い上げる。今年の松任谷由実の苗場公演にゴスペラーズもサプライズで登場していたので、苗場で長年公演を続けてきた二組がお互いのステージに参加するという、苗場で生まれた縁が一つの結晶になる共演となった。

さらにライブ会場“ブリザーディウム”の名付け親でもある、松任谷由実の苗場定番曲「BLIZZARD」も披露。観客も両手を大きく振って一夜限りのコラボレーションに酔いしれた。ゴスペラーズの苗場20周年公演は2月26日、27日も開催され、最終公演は全国34ヶ所の映画館へのライブ・ビューイングも決定している。