ミニストリー・オブ・サプライの「マーキュリー・インテリジェント・ヒーテッド・ジャケット」

写真拡大

 「アレクサ、ジャケットのスイッチを入れて」。音声アシスタントや機械学習を使い、内部を適度な温度に自動調整してくれる服が登場した。米ボストンを拠点とするファッションブランド、ミニストリー・オブ・サプライの「マーキュリー・インテリジェント・ヒーテッド・ジャケット」がそれ。こうしたインテリジェントな服は初めてという。

 クラウドファンディングのキックスターターで出資者の募集が始まったばかりだが、3月24日までに7万2000ドルの調達目標に対し、すでに29万ドル分以上の誓約を獲得。出資誓約者には11月にも商品が届けられる。

 キックスターターでの早期割引き価格はベストが195ドル、ジャケットが295ドル。アマゾンの音声アシスタント「アレクサ」のほか、スマートフォンのアプリ経由で温度操作や時間帯に応じた温度の事前プログラムが可能。服には制御用コンピューターはじめ、着ている人の活動量をみる加速度計、外気温および服内部の温度センサーが取り付けてあり、外気温の変化などに応じて内部の温度を素早く調整する。

 さらに服を何度も着用しているうちに機械学習アルゴリズムがユーザーの行動パターンを学習して、好みの温度に自動的に調整するようになるという。スマホとはブルートゥースで通信を行う。

 炭素繊維製のヒーターパッドは背中と左右ポケットの3カ所に内蔵。フレキシブルで柔らかく、厚さ1ミリメートル、重さ100グラムなので着ていても気にならないという。出力は合計で最大10ワット。最高57度Cまで温められる。ただ、容量10000mAh(ミリアンペア時)のバッテリーの重量は約1キログラム。フル充電に4時間かかり、最高出力で連続使用した場合、4時間半持つ。