台鉄特急プユマ号

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(台北 24日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は24日、3月1日から6月29日まで、台北−花蓮間で特急プユマ号の「団体向け臨時列車」を毎日運行すると発表した。台鉄としては初の試みで、今月6日に発生した台湾東部地震で大きな被害を受けた花蓮を応援するのが目的。4カ月間で約8万席を提供できるといい、地元の観光復興に役立つことが期待される。

台鉄によると、これまで団体予約は、旅行会社が列車の一部座席を借り切るのが一般的だった。今回は花蓮に宿泊する個人旅行者を対象としており、手配の方式が従来とは大きく異なる。

手配の方法は、旅行者がまず、花蓮の宿泊施設を個人で予約する。その際あらかじめ「乗車券とセットで」と伝えておけば、花蓮県旅館商業同業公会(商業協同組合)が出発日の20日前に台鉄に団体予約してくれ、宿泊の手配と同時に往復の足が確保される仕組み。余剰分の乗車券は12日前に一般客向けに販売されるという。

団体向け臨時列車はいずれも直行便で、1日1往復。時刻は台北8時57分発〜花蓮11時8分着・17時30分発〜台北19時41分着。

(汪淑芬/編集:塚越西穂)