五輪でも屈指のハイレベル決戦を繰り広げたメドベージェワとザギトワ【写真:Getty Images】

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最年少女王、タラ・リピンスキーさんが“天才少女”の系譜を継ぐザギ&メドベを絶賛

 平昌五輪フィギュアスケート女子シングルは、まれにみるハイレベルな争いの末にアリーナ・ザギトワが、同門のエフゲニア・メドベージェワ(共にOAR)を破っての金メダルを獲得した。この五輪でも屈指のハイレベル決戦に、かつて米国で“天才少女”と呼ばれた1998年の長野五輪金メダリストのタラ・リピンスキーさんも「寒気をもたらした」と絶賛している。

 15歳の天才少女・ザギトワと、18歳の世界女王・メドベージェワによる異次元のメダル争い。称賛の輪は世界中に広がっているが、“元祖天才少女”リピンスキーさんも自身のツイッターを更新。「彼女らはスケート界に五輪での競い方を示した。彼女らは二人とも私に寒気をもたらした。五輪女子大会で今まで見た中で最高の演技の2つだった」と賛辞の言葉を並べている。

 リピンスキーさん自身も、15歳だった1998年の長野五輪でミシェル・クワン(米国)とのし烈な頂上決戦が、冬季屈指の名勝負として知られた。今回のザギトワvsメドベージェワは、ファンからも「メドベージェワとザギトワは1998年のタラ対ミシェルを彷彿させた」という声が上がっていた。

 20年前、自身は15歳8か月で長野五輪での金獲得。これはフィギュア史上最年少での金メダル記録だが、今回のザギトワは15歳9か月だった。若き女王の登場に、かつての“天才少女”も心を揺さぶられたようだ。(THE ANSWER編集部)