東京メトロは23日から順次、各駅の自動券売機と自動精算機の案内言語にタイ語を追加する。

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 日本政府観光協会(JNTO)によれば、タイからの訪日数は2017年、前年比9.5%増の約98万人と過去最高を記録。観光立国として日本政府による積極的な外国人観光客誘致の働きかけがあり、その数は年々増加傾向にある。

 また、外務省のウェブサイトでは、日本とタイの交流について、およそ600年もの交友の歴史があり、1887年(明治20年)9月26日には「日暹(にちせん)修好通商に関する宣言」(日タイ修好宣言)が調印され、正式に国交が開始された。

 そこから数えても、日タイ間の外交関係は2007年に120周年を迎える。草の根的な友好関係を築く礎ともなる姉妹都市提携も進められた。1989年8月8日、富山県魚津市とチェンマイ県チェンマイ市が、1999年5月8日に埼玉県秩父市とヤソトン県ヤソトン市が、2006年2月8日には福岡県とバンコク都が姉妹都市提携している。

 タイの自治体でも日本の自治体と姉妹(友好)交流希望が寄せられており、こうした活動は今後ますます積極的になっていくだろう。

 これを受け、東京メトロでは自動券売機および自動精算機の対応言語に、これまでの日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語・フランス語・スペイン語にタイ語を加え、合計7カ国語での案内が可能となる。

 対応言語を充実したのにはこの他にも意図がある。2020年にはビッグイベント、東京オリンピックを控えている。2年後の備えを今から着実に行い、問題点を洗い出すことも必要だからだ。

 東京メトロでは、「東京の案内役」として今後も増加する訪日外国人観光客にも便利でわかりやすく利用してもらえるように、積極的に取り組む意向だ。