半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に、「一人飲み歴10年以上」を更新しております、きたざわ御神酒(おみき)です。

これまで、一人飲みをして面白かった話を中心に書いてまいりました。しかし、「じゃあわたしも今夜からやってみよう!」と思い立ってすぐに一人飲みできる女子は少数派。ほとんどの女子が「興味はあるけど、自分が一人で飲みに出るには勇気が……」と不安を抱えているものです。

そこで今回は臆病な堅実女子のために、はじめての一人飲みでも失敗しないコツをお伝えしたいと思います。

新しい習い事を始める感覚でまずは友人と一緒に入店しよう

一人飲みデビューの前に、ぜひやってほしいことがあります。それは、バー・仮想体験教室。「いきなり女一人でバー入店はちょっと足がすくむ」というあなた、まずは友人・知人と一緒に入ってみましょう。

相手は誰でもOK。最も重要なのは、その後自分がその店に一人で入っても楽しめるかどうかを確認すること。そのお店が、自分が一人飲みデビューしたいと思うようなところでないといけません。

要するに、興味のある習い事の体験教室に友人を誘って参加してみるつもりで、気になるお店のカウンターに座ってみるといいのです。たまたま、習い事がバー一人飲み社交術(笑)だっただけ。大体どんな習い事も、いきなり入会申し込みしないですよね?それと同じ。第一歩は体験教室なのです!

やっちゃいけないのは体験教室用のお店選びを間違えること!

それでは、このバー・仮想体験教室はどうやって始めればいいのか?ここで、堅実女子世代に聞いた、バーに一人で入った場合、困りそうなことのアンケート結果を見ていきましょう。

1位:「一人で座って相手がいないときにどうしたらいいかわからない」

2位:「初めて出会った人と会話をつなげる自信がない」

3位:「何のお酒をオーダーすればいいかわからない」

大丈夫!本稿を最後まで読めば、これらの悩みはすべて解消できます!ただ、すべてに共通する大切なポイントがひとつあります。それは、体験教室用の店選びです。

上記のような不安を持つ方々は、バーで場慣れして一人でも大丈夫な自信がつくまで、カジュアルなお店で練習しましょう。最終的に、オーセンティックな高級店を自分のエリアにしたいという方も、まずはハードルの低いカジュアルバーで経験を培ったほうがいいです。

どんな習い事も、腕前は初心者なのにいきなり上級者クラスに入る人はいないですよね?一人飲みデビューも同じです。というわけで、お店選びのポイントをお話しします。

一人飲み体験教室にちょうどいいカジュアルバーの2つの条件

体験教室のお店は、以下の2つの条件を満たすところがいいです。

(1)最大収容人数20名以下程度の、キャパの狭いお店

カウンターに座っても、接客してくれる店員がコロコロ変わるほどの規模だと、慣れないあなたは落ち着かないし、安心できません。同時に店内にいるスタッフ数がマスター1人+他の店員数0〜1人程度の店を選びましょう。

(2)通勤ルート上で自宅に近いエリアのそこそこ繁華街にあるお店

繁華街=他にも飲食店がひしめくエリアで、上記のような小規模店ならなるべくリピートしてもらいたいと思っているので、初見客に親切です。そしてバー側は基本、女性客は大歓迎なので、相性がよければ落ち着ける1軒になる確率も高いです。

その後も気に入って通う可能性を考慮して、立ち寄りやすく、帰宅しやすいエリアを選ぶことも大切です。また、繁華街であれば、起点となる店で情報収集し、もっと自分好みの店を開拓できる可能性もあります。

さらに、繁華街であれば、気に入らなかったり、店内で酔って失敗などしてしまった場合にも、リセットして別の店にチェンジすることもカンタンです(笑)。

体験教室のときはテーブル席ではなく、カウンター席に座るべし

さて、店を決めて友達を誘ったら、最初のミッションはカウンターに座りましょう。初見で女性2人連れだと、バー側が「カウンターは嫌かもしれない」と気を利かせたつもりで「そちらどうぞ」とテーブル席を勧めてくるかもしれません。

しかし、仮想体験教室は、その後の一人飲みデビューが目的。勇気を出して「カウンターいいですか?」と、必ずカウンターに座りましょう。友達とテーブル席に座るのとカウンター席に座るのとでは、はじめて一人飲みするときの緊張感は大違いです。

ファーストオーダーのときにお店のおすすめを聞くのはダメ!

次に、オーダーです。前述のアンケートの3位にも「何のお酒をオーダーすればいいかわからない」がランクインしていました。そういう人は、ズバリ何を頼めばいいか、バーテンダーに相談しましょう。

相手はお酒のプロです。客から酒の事を聞かれて、不快に思うバーテンダーはいません。(ただし、オーセンティックな高級店とかだと、たまに勘違いしたバーテンダーが「そんな基礎知識もなく入ってきたの?」的な空気を匂わせたりしますが……)

相談のポイントは、まず自分の好みを伝えること。

例えば、「ふだんビールばっかりなんですけど、せっかくバーに入ったから、いつもと違うものを飲んみたいな。お酒詳しくないんですが、甘くないシュワシュワ系だと、何がおすすめですか?」「白ワインが好きなんですけど、バーだから違うもの飲んでみたくて。あんまり強くないので、ゆっくり飲める、何か素敵なお酒っていうと、どんなのですか?」など。

こうした具体的な好みを提示すると、バーテンダーも、いくつかの選択肢を提示してくれます。「これは果汁を使ってるけど、さっぱり系なのでおすすめ」とか「ベースになるお酒は、クセがないタイプと、個性的な感じと、どっちがいいですか?」とか。

会話のきっかけにもなるし、ちょっとしたお酒の知識も入る、そして何より重要なバーテンダーの感じの良し悪しがわかります。

ファーストオーダーの際に最もやってはいけないのが、漠然とした「おすすめはなんですか?」です。気の利いたバーテンダーなら、向こうから上記のような好みの傾向を聞いてから考えてくれますが、人によってはイメージだけで、女性っぽい甘くて軽い酒とかフレッシュジュースを使った高い酒などを出される可能性があります。

しっかり好みを伝えないと、大変なことになります!

ここまでで、お店選びと座る席やオーダーに関する心配事はなくなったはず。次回は、肝心のコミュニケーション系のアドバイスを伝授します。アンケート1位の「一人で座って相手がいないときにどうしたらいいかわからない」、2位の「初めて出会った人と会話をつなげる自信がない」女子はどうすればいいのか!?〜その2〜に続きます。