金英哲・朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長=(聯合ニュース)

写真拡大

【ソウル聯合ニュース】2010年の韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を主導したとされる金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長が平昌冬季五輪の閉会式(25日)に出席することを巡り、同事件の遺族らが反対する声明を発表した。

 天安艦46勇士遺族会、天安艦予備役戦友会、天安艦財団は24日午後、「先に北の誠意ある謝罪と再発防止が行われるべき」との声明を発表し、金氏の訪韓を撤回するよう政府に求めた。

 北朝鮮は平昌五輪の閉会式に出席するため、金氏を団長とする高官代表団を25〜27日に派遣すると通知した。韓国政府は「北の高官代表団の閉会式参加は、南北関係の改善と非核化を含む朝鮮半島の平和定着を進展させていく契機をつくることに役立つ」として、「高官代表団の訪南(訪韓)を受け入れる方針」との姿勢を示した。

 金氏は16年から対韓国政策を統括する統一戦線部長務めており、対韓国強硬派とされる。46人が犠牲となった北朝鮮による韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件が起きた当時に偵察総局長を務めていたため同事件を主導した人物の一人とされる。

 最大野党「自由韓国党」や一部市民団体は「天安の撃沈の主犯は韓国の土を踏めない」と強く反発している。