2017年第4四半期(2017年10〜12月)における世界スマートフォン売上が約4億800万台となり、2016年第4四半期から5.6%減少したことがわかりました。調査会社Gartnerによれば、同社が2004年に売上調査を開始して以来、マイナス成長となるのは初めてのことです。

フィーチャーフォンからスマホへの移行速度が鈍化

Gartnerは同四半期のスマートフォン売上が落ち込んだ理由を2つ挙げています。質の高い「超低価格」スマートフォンが市場に存在せず、ユーザーが高品質のフィーチャーフォンを選ぶという現象が起き、フィーチャーフォンからスマートフォンへのアップグレードの速度が鈍化したから、というのがひとつ。
 
もうひとつは、スマートフォンの購入時に高品質モデルを選び、それを長期間使用する傾向が高まったため、買い替えサイクルが伸びているから、という理由です。

Apple、シェアを維持も売上は5%減


 
ベンダー別では、対前年同期比で出荷台数を3.6%減らしたものの、2017年第4四半期における出荷台数トップはSamsungでした。
 
Appleは2017年第4四半期も前年同期とほぼ同じ市場シェアを維持したものの、iPhoneの売上そのものは5%落ちています。Gartnerはこれについて、iPhone Xをあとから発売したために、iPhone8/8 Plusへの買い替え意欲が鈍ったこと、また初期の製造段階での部品不足やトラブルから、発売当初のiPhone Xの出荷台数が制限されたことが原因と分析しています。

不動の上位2社を合わせた市場シェア


 
2017年通年での世界スマートフォン売上は、対前年比2.7%増の15億台超えとなりました。Huawei、OPPO、Vivoの、上位5位にランク入りしている中国ベンダー3社を合わせた市場シェアは前年から4.2%増えたものの、トップ2社であるSamsungとAppleを合わせたシェアは変化していません。

 
スマートフォンのOSでは、Androidが2017年にさらに市場シェアを伸ばし、86%となりました。
 

 
 
Source:Gartner
Photo:Pixabay
(lunatic)