コンビニのお釣りを100円単位で投資できる新サービスの実力とは

写真拡大

 投資に興味はあるけどリスクが怖い、予算がない、難しそう……。そんな投資初心者でも簡単に始められる、買い物の「おつり」を利用した新感覚投資サービス「おつり投資」って何だ!? おつり投資単独でのサービス提供する「トラノコ」の場合は……フィンテックベンチャーのトラノテックで、おつり投資サービス「トラノコ」の藤井亮助取締役(PR管掌)に詳細を聞いてみた。

◆3種類のポートフォリオから選んで運用はおまかせ

「設定できる支払単位は100円、500円、1000円の3種類。もちろん買い物の頻度によってバラつきはありますが、支払単位を500円に設定しておくと、1か月に8000円から1万円程度のおつりが投資に回される人が多いです。引き落としに使用する銀行口座はほとんどの金融機関に対応しています」(藤井氏)

 ポートフォリオはリスク許容度に応じた大トラ、中トラ、小トラの3種。

「株・債権・不動産の3種類を、米国・欧州・日本・新興国の4地域に分散して投資。さらに金などのマテリアルにも投資しています。対象・地域・エリアをすべて分散して対応するETFに投資しているんです。基本的にローリスクの分散投資ですから、パフォーマンスを重視してリスク許容度の高い『大トラ』を選ぶ人が多いですよ」(藤井氏)

 毎月1万円を10年間投資するのと、一度に投資するのでは、長期分散投資のほうがリスクが少ない。’07年から’17年の間に毎月1万円を投資した場合と、一度に投資した場合の資産推移では、一度に投資した場合、TOPIXよりも日本国債に投資したほうがパフォーマンスがいいが、分散投資をすると、TOPIXのほうが日本国債よりも大きなリターンを出している。

「リーマンショック、東日本大震災、アベノミクスなど大きな出来事があったこの10年ですが、だからこそ、同じ金額を投資するなら長期分散投資をしたほうが、リスクがずっと低くなることがわかると思います」(藤井氏)

 クレジットカードや電子マネーだけでなく、マネーフォワードなどの家計簿アプリと連動すればそのデータからおつり情報が捕捉される。ANAのマイルや、ニチガス、お小遣いサイト・げん玉が提供するポイントサービス・ポイントエクスチェンジとも連動されており、今後どんどん汎用性は広がっていく。毎月の会費(300円。最初の3か月は無料)、年0.3%の運用報酬を加味しても、メリットは多そうだ。

【トラノテック・藤井亮助氏】
「トラノコ」の取締役(PR管掌)。「入会時に必要な登録情報を最小限に抑えて、会社名などは不問で、年収もざっくり選択するだけという手軽さです」http://www.toranotec.com

図版/ミューズグラフィック
― 買い物の「おつり」で投資できる新サービスがスゴい! ―