【江陵聯合ニュース】平昌冬季五輪第15日の23日、フィギュアスケート女子のフリーが行われ、初出場の韓国の崔多彬(チェ・ダビン、18)が自己ベストを更新する合計199.26点で7位に入った。

 昨年6月、がんで闘病中だった母を亡くした。言葉では言い表せないほどの悲しみを味わい、一時は五輪出場を諦めようとした。韓国国内の選考会に出るのが怖かったが、それでも後悔したくないと、自分の夢、母の夢だった五輪に挑んだ。

 逆境を乗り越えて臨んだ五輪の舞台で渾身(こんしん)の演技を見せ、韓国選手として2010年バンクーバー五輪の金メダリスト、キム・ヨナに次ぐ好成績を収めた。試合を終えた崔は「五輪の舞台で後悔なく演技ができて幸せ。今季はつらいことが多くてやめたくなった瞬間がたくさんあったけれど、家族や仲間、先生、そして(天国の)お母さんがいつも応援してくれたおかげで諦めずにベストを尽くせた」と、家族や亡き母への感謝を口にした。「お母さんがそばにいたら、きっと抱きしめてくれたと思う」と語った崔の唇はかすかに震えていた。

 この日、会場には崔がロールモデルとするキム・ヨナさんも姿を見せ、後輩を応援した。