一般的な電解コンデンサーのある電源(上)と永久電源

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 信夫設計(川崎市中原区、佐藤秋宏社長)は、電解コンデンサーを使わない長寿命の発光ダイオード(LED)照明用電源「永久電源」を開発した。一般的なLED向け電源の約5倍に当たる20万時間以上の耐久性を実現する。電源の設置・交換に高所作業車が必要なトンネルや街路灯などでの利用を想定する。2020年までに7億2000万円の売上高を目指す。

永久電源はコイル、フィルムコンデンサー、制御IC(集積回路)のみで構成。部品点数が少なく、壊れにくい。同製品は特許出願中の「マトリクス電源方式」を採用する。通常、フィルムコンデンサーは電気をためる容量が小さいためフリッカー(ちらつき)が出やすいが、同方式はフィルムコンデンサーを基板上に何個も分割して配置することで、容量の小ささを補う。

一般的にLED照明電源は、交流から直流に変換するため電解コンデンサーを使用している。電解コンデンサーは容量が大きいが、電池のような構造のため熱に弱く、液漏れなどが生じて電源の故障につながっていた。

水銀灯(200―400ワット)の置き換えや工場など高温度下での利用も期待する。50―100個の小ロットの需要には信夫設計で対応するが、量産品の場合は部品を提供していく考え。