ツレヅレハナコの電車メシ_File8
全国消費量第2位の実力!ポストうどん県・埼玉で変わりうどんハシゴ

ぽっかり予定が空いた1日。どこか知らないところへ行ってみませんか?電車で行けて、日帰りできて、もちろんおいしいものがあるところ。そんな気楽な旅が大好きな食いしん坊・ツレヅレハナコが、お腹いっぱいになる楽しい1日電車旅をご案内します!第7回は香川に負けないうどん県、埼玉へ!

「うどん県」と聞いて思い浮かべる県と言えば…それはもう香川県!不動の全国うどん消費量第1位。観光客の絶えない大人気スポットですよね。では第2位というと……、意外にも埼玉県なんですって。

埼玉でうどん!正直、あんまりイメージも沸かなかったのですが、調べてみるとエリアごとに特色のあるうどんを昔から出しているよう。中でも気になったのは、「川幅うどん」なる謎のうどん……。川幅??よーし、それを食べに行こうじゃないの!

|電車検索するなら「こうのす」と入れるべし。|

というわけで、東京駅から湘南新宿ラインに乗ること約1時間。ついたのが埼玉県・鴻巣駅でございます。ちなみに「こうのす」と呼びますよ(もちろん初めて来た!)。

|うどんもあると信じたい。|

駅から徒歩10分ほどでお目当ての「馬力屋」へ到着。はっ。看板に「手打ちそば」って書いてあるけど大丈夫か……。

|人の家感があってやたら落ち着く座敷。|

日当たりのいいお座敷に通され、メニューに「川幅うどん」をさがすも見当たらない。っていうか、おつまみおいしそう(すぐ脱線)。

|鴨焼もひかれる…。|

そば屋さんだし、鴨くんせいをつまみつつ焼酎のそば湯割りもいいな…いや待て!今日はうどんを食べ歩くつもりなので、ここはぐっと我慢!

|特別扱いの壁貼りメニュー。|

ここで壁に貼ってある目当てのメニューを発見。これだー。「地粉使用 川幅鴨汁うどん」!「川幅の麺は縁起の良い末広がりの麺になっています」って、どういうことなのか。

しばし待つこと数分。来ました!そして…きゃー、なんじゃこのうどん!

|つけ汁もたっぷりなのがうれしい!|

一般的なうどんと比べると、明らかに幅が広い。めっちゃ広い。どうやら鴻巣を流れる荒川の川幅が日本一とのことで、このエリアの名物として各そば屋やうどん屋で提供されているそうですほー、なるほど。

パスタの中ではパッパルデッレが一番好きな私…びろーんとしていればしているほどいい!

|やわらかな鴨肉がたっぷり!|

温かいつけ汁を一口飲めば、鴨のだしが効きまくり!大きな鴨肉のほか長ねぎやえのきなど具だくさんで、麺のパンチに負けないつけ汁ですな。

さーさー。さっそくうどんをいただきますよ。持ち上げると、確かに一反もめん的な末広がりスタイル。ツルツル滑るけど、気合で噛みます。

|びろーん|

むむ!意外なほどコシがある!噛めば噛むほど地粉ならではの濃い粉の味がたまらない。つゆには絡みづらいので、たまに一口飲むくらいがちょうどいいですねー。

|半熟具合カンペキ!|

追加で注文したのは、煮汁にひたされた煮卵(卵好きなので、あれば頼む!)。ほどよい半熟で、途中からつけ汁にインして溶かしながらいただきます。きゃー、最高!!

「はー、食べた食べた」とお店を後にし、駅まで戻る道すがら。たまたま通りかかったのがスーパーマーケット。

|おいでませ地元スーパー|

そういえば、第2のうどん県ってことは、家庭用うどんもすごいのかな…?よーし、うどん売り場をチェックだ!

|この3倍くらいのうどんスペースがあります。|

見てみると、やはりうどんの品ぞろえがやたらに多い。生産地と原料を見れば、埼玉県産の地粉推し多数。生麺、ゆで麺、太さもよりどりみどり。しかもうどんを鴨汁で食べるってのもべーシックのよう…(普通はそば+鴨汁のことが多いですよね)。

ふわっふわのホルモンたっぷり!パンチの効いた絶品つけ汁うどん

スーパーパトロールに満足して電車に乗り、2駅先の桶川駅へ。こちらにも気になるうどん屋「石塚」があるのです。

|地元に愛されてる感満載!|

なんと創業100年超え!由緒正しいお店で、店内もゆったりとした空気が流れます。

|酒への愛を感じるセレクション。|

うれしいのが、お酒の充実具合!うどん屋さんなのに、すばらしいラインナップだな〜。

|自家製らしきふきのとうみそ。|

日本酒もいいなと思ったのですが、ここはあえて芋焼酎で。お酒を頼むとふきのとうみそがついてきます(これだけで呑める!)

|乗り切らない勢いで盛ってある!|

天ぷらは1個ずつ注文できるそうですが、野菜天ぷらの盛り合わせを。さつまいも、春菊、れんこん、アスパラ、ふきのとう、なす、ヤングコーン…このボリュームで500円台ってお得だなあ…。

|「八色椎茸」。肉厚ジューシー!|

うっかり満足してしまいそうですが、私はうどんを食べに来たのだった。名物の「牛ホルモンのつけ汁」うどんをいただきますー!

|来ました、お目当て!|

|ピカピカつやつや…食べる前からコシがわかる。|

きゃー、この光り輝くねじれたうどん…すばらしい。注文を受けて生麺からゆでるので12分以上はかかりますが、待つ価値あり!

|飲んだシメにもちょうどいい。|

つけ汁が、これまたすばらしい。ちょっと甘めな味つけのスープに浮かぶのは、ふわふわプルプルの牛ホルモン…いりごまと長ねぎもたっぷりで食欲が進みます。さらに好みで追い万能ねぎやにんにくみそを加えたり。わーん、超好み!

2杯目とは思えない勢いでぺろっとごちそうさま!シンプルなざるうどんもおいしいのだろうけど、こんな変化球もビシッと決まるのはうどん県ならではなのかも。

ほかの埼玉エリアにも、まだまだ隠れた名物うどんがあるのだそう。次の週末に、またふっと食べに来るのも悪くないなあ〜。

今回訪れたお店

〈手打ちそば 馬力屋〉
■埼玉県鴻巣市滝馬室948-2
■048-542-9055
■11:30〜14:30、 17:00〜20:30、木曜夜休

〈手打ちうどん いしづか〉
■埼玉県桶川市南1-7-5
■048-771-1277
■11:00~20:00、水曜定休

---------------------
ツレヅレハナコの電車メシ

☆前回「ここは東京?田んぼの真ん中に突然現れる超イケてる洗練イタリアンをチェックせよ!」編はコチラ
☆これまでの連載はコチラ

※今回紹介した内容は取材時のもので現在は異なる場合があります。