左/深澤直人による「HIROSHIMA」は、写真のアームチェアの他、ラウンジチェアやスツール、テーブルと、そのシリーズは拡大中。 右/ジャスパー・モリソンによる「T1」チェア。無垢のメープル材を3次元に削り出した座面と背もたれを、弾力性のあるスチールで繋げることにより快適さを向上させている。

英国が世界に誇るヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に、深澤直人によるアームチェア「HIROSHIMA」とジャスパー・モリソンが手がけた「T&O」シリーズのチェア「T1」が収蔵されることが決定した。

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(通称V&A)は、1852年にロンドンで創設された国立博物館。装飾芸術やデザインを中心に、古美術から現代まで5,000年以上にわたる世界文明を網羅した230万点もの貴重な作品を収蔵している。

1986年、このV&A内に日本の芸術品やデザインに特化した「Toshiba Gallery」がオープンした。6世紀から現代までにつくられた日本の工芸品や、近代の工業デザインを反映したエレクトロニクス、写真、ファッションなど幅広い分野の作品を展示する。

今回、このギャラリーの一角に「マルニ木工」が世界に向けて発信する「MARUNI COLLECTION」から、ふたつのプロダクトが加わることに決定した。ひとつは2008年に発表されて以来世界中にファンを増やし続ける、深澤直人によるアームチェア「HIROSHIMA」。そしてもう一点はジャスパー・モリソンによる深みのあるカラースチールとメープル材の組み合わせが楽しい「T&O」シリーズの「T1」チェアだ。

ミュージアムには140室以上の展示室があり、常設展示は入館無料で観覧できる。ウィリアム・モリスなどが内装に関わった美しいカフェテリアや、充実したミュージアムショップも人気だ。ロンドンに行く予定のある人は是非V&Aへ足を運び、世界に認められた日本のプロダクトたちに会いに行こう!

text : CHISATO YAMASHITA

Victoria and Albert Museum
住所/Cromwell Road, London, SW7 2RL
tel. +44(0)20 7942 2000
※「Toshiba Gallery (Room 45) 」は地上階。
https://www.vam.ac.uk/

問い合わせ先/マルニ木工
tel. 03-5614-6598