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ITの高度利用に関する研究や調査を行う一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)は22日、2017年9月から10月にかけて行った上場企業、およびそれに準ずる企業の動向調査「企業IT動向調査 2018」の速報値を発表した。

調査はITユーザー企業の動向の把握を目的に、JUASが経済産業省商務情報制作局の監修を受け1994年から行うもので、「企業IT動向調査 2018」は、東証一部上場企業を中心とした4,000社のIT部門長へ調査票を郵送、有効回答者数1078社からの動向調査結果の速報値となる。

数年の増減傾向を尋ね、人材を増やす割合から減らす割合を引いたDI(Diffusion Index)値がIT部門で9.4ポイントと2016年度調査比較で3.3%増と大きく伸びており、過去5年間で最大値となり、事業部門や情報子会社などでもそれぞれ2.4、22.3ポイントと2016年度から上昇。

業種グループ別、新卒・中途の採用の速報値データも公開しており、全体の新卒のDI値が8.0ポイント、中途採用が19.8ポイント。中途採用では特に金融が54.2%と大きい値を示している。JUASでは、新規採用との比較において他社で経験を積んだ即戦力確保の傾向に言及している。

また中途採用において求められる人材のタイプも質問している。1位と2位のそれぞれの合計をグラフ化

しており、運用管理・運用担当が1位17.3%、2位18.1%の計35.4%と最も高く、開発担当が1位21.2%と2位10.7%の31.9%と続いている。

業務改革推進やIT戦略などの企業内での担当者には、社内業務知識や経験の豊富な既存人材を登用し、その補充として運用管理・運用、開発を担える人材を求めて採用を行うといった構造をJUASは推察している。そのほか、中途採用での重視点、年齢層などITユーザー企業の動向をまとめている。なお、詳細な分析結果を掲載する報告書は4月から5月に発行する予定となる。